通関士 過去問
第58回(令和6年)
問103 (通関書類の作成要領その他通関手続の実務 問13)
問題文
下表のAからEまでの各行の右欄(「物品」の欄)のa.からc.までに掲げる物品のうち、左欄(「関税率表の類」の欄)に掲げる関税率表の類に属さないものはどれか。次の1から5までのうち、その属さないものの組合せが正しいもの一つを選び、その番号を選びなさい。なお、正しい組合せがない場合には、「該当なし」を選びなさい。

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問題
通関士試験 第58回(令和6年) 問103(通関書類の作成要領その他通関手続の実務 問13) (訂正依頼・報告はこちら)
下表のAからEまでの各行の右欄(「物品」の欄)のa.からc.までに掲げる物品のうち、左欄(「関税率表の類」の欄)に掲げる関税率表の類に属さないものはどれか。次の1から5までのうち、その属さないものの組合せが正しいもの一つを選び、その番号を選びなさい。なお、正しい組合せがない場合には、「該当なし」を選びなさい。

- A-a B-a C-c D-c E-a
- A-b B-b C-c D-a E-b
- A-b B-c C-b D-b E-c
- A-c B-a C-a D-b E-a
- A-c B-b C-b D-a E-b
- 該当なし
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この過去問の解説 (1件)
01
正しい組合せは、 A-b B-b C-c D-a E-b です。
それぞれの行(A〜E)は、左側に関税率表の「類」が示され、右側に同じ行の a〜c の物品が並んでいます。求められているのは「その類には入らない物品」を選ぶことです。各行で外れる品目を一つずつ選び、五行分をそろえた組合せが上記になります。
●A(第7類)
a 乾燥したしいたけ…**第07.12項(乾燥野菜)**で第7類に入ります。
b 乾燥したとうがらし属の果実…とうがらしは香辛料として 第09章・0904項 に分類され、7類ではありません。
c 乾燥した小豆…小豆は乾燥豆で 0713項、やはり第7類です。
●B(第17類)
a 化学的に純粋なぶどう糖(固体)…1702項の糖で第17類です。
b 天然蜂蜜…蜂蜜は 第04章・0409項 に分類され、糖類ではありません。
c ホワイトチョコレート…ココアを含まない砂糖菓子として 1704項 に入り、第17類に含まれます。
●C(第35類)
a カゼイン…3501項で第35類です。
b デキストリン…3505項で第35類です。
c 酵母…酵母は調製食料品として 第21類・2102項 に分類され、第35類ではありません。
●D(第68類)
a 水硬性セメント…セメントは鉱物性生産品として 第25類・2523項、68類には入りません。
b コンクリートのれんが…6810項で第68類です。
c ミルストーン…6804項で第68類です。
●E(第84類)
a クレーン…8426項で第84類です。
b 自動車用ラジエーター…自動車部品として 第87類・8708項、84類ではありません。
c プラスチック成形用の型…8480項で第84類です。
今回のポイントは「同じ食品や建材でも原料か製品かによって章が分かれる」「自動車部品や香辛料などは専用の章がある」ということです。分類迷いがちな例外品を押さえると、属さない物品を確実に見つけられます。
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