1級土木施工管理技士 過去問
解説あり

試験最新情報

令和7年度(2025年) 第一次検定日
2025年7月6日(日)

試験日まで、64

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1級土木施工管理技術検定試験について

1級土木施工管理技術検定試験とは

現場監督界のセンター試験」とも呼ばれる国家試験です。根拠法令は建設業法27条の29などで、第一次検定(マーク式)第二次検定(記述+実務論文)の二段ロケット構成。
令和6年度から受検資格が大幅に緩和され、第一次は「19歳以上なら実務ゼロでもOK」。大学在学中に一次だけ通っておき、卒業後に現場で経験を積んで二次に挑む“長期戦”もアリです。
暑い現場で汗だくのベテランと、キャンパスで冷たいアイスコーヒーを飲む学生が同じ試験に挑む――なかなか面白い光景ですよね。

1級土木施工管理技士の仕事内容

キーワードは「Q・C・D・S」――Quality(品質)・Cost(原価)・Delivery(工程)・Safety(安全)。

具体的には

① 施工計画の作成と段取り

② 進捗の工程表管理

③ コンクリートや鉄筋の品質チェック

④ 作業員・重機の安全管理
など、現場を総合プロデュースする仕事です。
年収は会社規模や残業によって差がありますが、450〜700万円が一つの目安といわれます。

ここだけの話
事務所で図面とにらめっこしていたかと思えば、次の瞬間には長靴で泥んこ…。ギャップ萌え(?)がある職業かもしれません。

1級土木施工管理技士の役割

1級を取ると監理技術者になれます。監理技術者は、請負額4,500万円(建築一式は7,000万円)以上を下請に出す元請工事で必置とされる“現場の技術責任者”です。
主任技術者と基本業務は共通ですが、監理技術者は下請企業を束ねる指導・監督まで求められる点がワンランク上。言わば「チームの監督兼キャプテン」です。

豆知識
名刺に「監理技術者」って印刷されていると、建設業界ではちょっとしたステータス。話のタネにどうぞ。

1級土木施工管理技士になるには

第一次検定に合格

19歳以上なら誰でも受検可能。数学・法規・施工管理など幅広い範囲なので、過去問演習が王道です。

実務経験を積む

二次受検には原則5年以上の実務+特定現場経験が必要(一次合格後カウント可)。

第二次検定に合格

記述式なので「自分の現場体験を文章で語れるか」が勝負。

登録講習や監理技術者講習を受講

監理技術者証の交付を受ければ晴れて“1級”フルスペック。

学習小ネタ
朝の通勤電車では一次の四択問題アプリ、昼休みは現場写真で工程をイメトレ、夜はオンライン講座で論文添削──“スキマ勉強”で乗り切る受検生も多いです。

 

1級土木施工管理技士は、法律で裏付けられた現場マネジメントの最高峰資格です。

試験は一次・二次で知識と経験を段階評価し、合格後は監理技術者として大型工事の要になります。

コーヒーブレイクを挟みながら、自分のキャリア設計図にこの資格をぜひ組み込んでみてください。

勉強方法

必要な勉強時間

合格者への聞き取りと各種スクールの目安を総合すると、トータル500〜600時間が“平均的な完走距離”と言われます。

第一次検定向け ≈ 300〜350時間

法規・施工管理・品質管理など五教科総当たり。

第二次検定向け ≈ 200〜250時間

記述式対策+経験記述のブラッシュアップ。

もちろん個人差は大きく、現場経験が豊富な方なら300時間台で滑り込むケースもありますし、まったくの新人なら600時間でも足りないことがあります。
500時間と聞くと気が遠くなりますが、1日90分ペースなら約7か月。プロ野球のシーズンが開幕してクライマックスシリーズが終わるころにゴールと考えると、少し現実味が湧きませんか?

効率的な学習方法

①過去問“周回”が王道

過去8年分を解説付きで掲載したアプリやWebサービスが充実。通勤電車で1問ずつ潰すだけでも積み上がります。

②経験のない分野は“捨て”も戦略

第一次検定の選択問題は得意科目で稼ぐ設計。鉄道・港湾など縁遠い分野は深追いせず、配点が高い土工・コンクリートに時間を振る作戦が効果的です。

③インプットは“業務→学習”の順で

日中に現場で見聞きした材料や工程を、その夜にテキストで裏付けると記憶が定着しやすいという声が多いです。

④アウトプットは“90分×3セット”で筋トレ化

休日は午前・午後・夜に90分ずつ模試→見直し→要点ノートを書くサイクル。ポモドーロ的に区切ると集中が保てます。

⑤記述対策は“現場日誌”をネタ帳に

第二次検定の経験記述は、施工上の課題→自分の判断→結果を400〜600字で語る形式。日々の業務で「誰に/何を/どう改善したか」をメモしておくと、直前期のネタ探しに慌てません。

 

<まとめ>

学習総量は500〜600時間が目安。ただし経験値で大きく前後。

過去問周回+得意分野集中+業務リンク学習で時短を図る。

記述力は“日々の現場メモ”が最強の参考書。

コーヒー片手にスキマ時間を積み上げ、長丁場のマラソンを楽しんでください。ゴールテープの先には「監理技術者証」というメダルが待っています。

1級土木施工管理技士の関連資格

2級土木施工管理技士

ポイント内容
法律建設業法27条(施工技術検定)
試験1級と同じく第一次(マーク式)+第二次(記述)。第一次は61問中40問解答・6割基準
役割下請 4,500万円未満工事の主任技術者に配置可
リンク1級へ最短1年“飛び級”ルートがあり、現場経験を積みながら階段を上がる王道

2級土木施工管理技士は1級土木施工管理技士の弟ポジション。
新人時代は「スコップ係」でも、2級を取ると突然“技術者”と呼ばれるので照れくさくなる人が続出します。

1級建築施工管理技士

ポイント内容
法律同じ建設業法27条系。対象が建築一式工事
試験日程令和7年度:第一次 7/20・第二次 10/19(予定)
受検資格19歳以上で一次OK、二次は実務5年など
使い分け土木=橋・道路、建築=ビル・住宅。両方ある総合建設会社ではダブルホルダーが重宝されます。

技術士〈建設部門〉

ポイント内容
法律技術士法(技術士等の資格を定める法律)
試験第一次=基礎・適性・専門のマーク式、第二次=論文+口頭。受検資格は一次に制限なし 
メリットコンサル系業務で“技術責任者”に指名しやすい。公共発注の加点でも強力 
難度感合格率は一次30〜40%、二次10%台。まさにラスボス級。

RCCM(Registered Civil Engineering Consulting Manager)

ポイント内容
制度建設コンサルタンツ協会が運営する民間資格
試験130分で経験論文+択一(20問)。実務経験5年以上必須
合格率30〜40%と数字だけ見ると1級より“優しめ”だが、受験者の母集団がハイレベル
相乗効果1級土木+RCCMで「施工も設計も語れる人材」として都市計画部門へ転身する例も。

コンクリート主任技士

ポイント内容
母体日本コンクリート工学会(JCI)
試験学科+実務論文。2025年度からオンライン申込に移行予定
立ち位置コンクリート配合や耐久設計のスペシャリスト。1級土木で現場を束ね、主任技士で品質を極める“合わせ技”が人気
更新登録後もeラーニング研修(約6時間20分)でCPD必須


夏場の生コン打設は“かき氷vsセメント”の戦い。主任技士が気温とスランプを見て配合をジャスト調整する姿はまさにバリスタ級です。

1級建設機械施工技士

ポイント内容
法律建設業法27条(施工技術検定)
試験第一次(50問中40問解答・6割)、第二次は筆記+実技でブルドーザ操作などを評価
使いどころダム掘削・造成工事で“工法提案+重機選定”の説得力が段違い
豆知識実技試験前に「あえてRCカーで手首をほぐす」と語る受験者も。ゲーム感覚、大事です。

関連資格についてのまとめ

“資格ポートフォリオ”で現場もキャリアも多彩に

・施工管理ライン:2級 → 1級土木 → 各種1級系で守備範囲を広げる

・エンジニアリング深掘り:技術士・RCCMで“設計×マネジメント”両刀に

・品質&機械専門:コンクリート主任技士や建設機械施工技士で尖った武器をプラス

現場事務所に資格証がずらりと並ぶと“技術のショーケース”のようで壮観です。あなたのキャリア棚にも、好きなテイストの資格をコレクションしてみてはいかがでしょうか?

試験の概要

試験会場

第一次検定:14 地区
札幌・釧路・青森・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・岡山・広島・高松・福岡・鹿児島・那覇。
第二次検定:13 地区(鹿児島を除く)

試験日時

第一次:2025 年 7 月 6 日(日)
第二次:2025 年 10 月 5 日(日)

出題基準

令和 6 年度から見直し。一次に 土質・構造・水理の「基礎力学」5 問が追加。工学基礎まで押さえる総合力勝負です。

受験手数料

12,000 円(非課税)。一次合格後に二次へ進む「分割払い」方式です。

合格発表

一次:2025 年 8 月 14 日(木)
二次:2026 年 1 月 9 日(金)

出題方式

一次:マークシート四肢択一・101 問中 70 問解答(必須 40 +選択 30)。
二次:記述式 9 問中 7 問解答(経験記述+応用問題)

受験申込方法

新受検資格者は インターネット+必要書類郵送。旧受検資格者は書面申込も可。再受検は原則ネットのみ ─ “クリックで完結”が主流です。

申請受付期間

2025 年 3 月 21 日(金)〜 4 月 4 日(金)
※郵送書類は 4 月 8 日(火)消印有効。

受験票の交付

一次:6 月 16 日(月)発送 → 不着なら 6 月 23 日以降問い合わせ
二次:9 月 12 日(金)発送 → 不着なら 9 月 19 日以降問い合わせ

免除制度

一次合格者は永久に一次免除(=「技士補」資格をゲット)。
② 技術士(建設など特定部門)の合格者も一次免除で二次から挑戦可。
「先に一次だけ通って現場で経験 → 二次にじっくり」が王道コースです

試験についてのまとめ

「101 問って多すぎ!」と思ったら、選択解答なので 実際にマークするのは 70 問。苦手分野は“安全第一でスルー”も戦略です。

試験日は 7 月第 1 日曜(一次)・10 月第 1 日曜(二次)が定番。

・申込は春休みの 2 週間だけ。カレンダーに赤丸必須。

一次は 四択 × 101 問、二次は 現場経験を語る記述式

・一次合格=免除+技士補。将来の二次挑戦も“貯金”できます。

合格情報

合格基準

第一次検定(学科)…総得点の 60 %以上。今年度の出題見直し後も基準は不変です。

第二次検定(実地)…記述問題を含む総得点の 60 %以上。一次と同日に併願した場合、一次が基準に届かなければ二次は採点されません。

免状(合格証明書)の交付

区分取得できる称号・証明申請窓口と流れ

第一次検定

合格

1級土木施工管理技士補
(令和3年度以降に創設)

合格通知に同封の申請書を 建設業技術者センターへ提出。

手数料は1,500円程度。

電子申請なら交付まで約10日。

第二次検定

合格

1級土木施工管理技士

合格者全員に国土交通大臣名の「第二次検定合格証明書」が交付されます。

紛失・書換が必要な場合は各地方整備局で再交付申請(1か月弱)。

現場では「技士証」をパスケースに入れている人が多いのですが、雨の日は曇って見えないのでラミネート加工派もちらほら…。

合格率の推移

年度第一次:受験者合格者合格率第二次:受験者合格者合格率
令和6 (2024)51,19322,70544.4 %27,22011,22441.2 %
令和5 (2023)32,93116,31149.5 %27,3049,06033.2 %
令和4 (2022)38,67221,09754.6 %24,4627,03228.7 %
令和3 (2021)37,72622,85160.6 %26,5589,73236.6 %
令和2 (2020)29,74517,88560.1 %24,2047,49931.0 %
令和元 (2019)33,03618,07654.7 %24,68811,19045.3 %
平成30 (2018)28,51216,11756.5 %27,5819,52134.5 %
平成29 (2017)34,62922,93066.2 %31,4149,42430.0 %
平成28 (2016)35,34019,45455.0 %27,84610,21936.7 %
平成27 (2015)35,81019,55154.6 %27,54710,26637.3 %

読み解きポイント

・第一次は2021年前後のオンライン学習拡充で合格率が一時60 %台へ。

・第二次は答案記述量が多い年ほど30 %前後まで沈む傾向。2024年度は41.2 %と近年では“やや易しめ”でした。

合格情報のまとめ

基準は両検定とも60 %。 点取り型の一次と、経験記述+応用力勝負の二次で性格が違います。

一次合格で「技士補」、二次で「技士」にグレードアップ。 電子申請なら交付もスピーディ。

合格率は一次40〜60 %、二次30〜40 %が標準圏。 直近10年間を眺めれば、難易度の波も見えてきます。

 

コーヒー片手に合格率の上下を眺めつつ、「今年は上振れ年かも?」とモチベを上げてみてください。