電気工事施工管理技士とは、電気工事の施工管理を行うための資格です。
1級と2級に分かれており、取得する級によって担当できる業務範囲が異なります。
2級電気工事施工管理技士は、建設工事現場で照明設備工事、変電・発電設備工事などの管理、監督が行える国家資格です。
2級電気工事施工管理技士 過去問
解説あり
試験最新情報
令和7年(2025年)前期 試験日
2025年6月8日(日)
試験日まで、36日
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2級電気工事施工管理技士について
2級電気工事施工管理技士とは
2級電気工事施工管理技士の仕事内容
実際に電気工事が行える資格ではなく、
工事を設計通り安全に進めるため、管理業務を担当します。
<具体的な業務内容>
ビルやマンションなどの電気設備の定期点検
空調設備等の管理
一般建設業の専任技術者、主任技術者
工事工程の調整
電気工事の施工チェック
元請業者・協力業者との調整業務
図面作成
作業員の管理
原価管理
書類作成 など
2級電気工事施工管理技士の役割
電気工事が安全に行えるように監督する役割があります。
主任技術者として活躍できるため、電気関係などの企業から歓迎されます。
2級電気工事施工管理技士になるためには
2級電気工事施工管理技士試験に合格すると、2級電気工事施工管理技士になることができます。
2級電気工事施工管理技士には、「第一次検定(学科)」と「第二次検定(実地)」があり、両方の試験に合格する必要があります。
勉強方法
資格取得に必要な勉強時間
2級電気工事施工管理技士の合格率は、毎年40〜60%です。
他の建設系国家資格と比較すると合格率は高く、挑戦しやすい資格と言えます。
必要な勉強時間は、約300〜400時間と言われています。
1日2時間勉強すると、約6ヶ月ほどかかると言われています。
効率的な学習方法
2級は難易度が低いので、独学でも合格が見込めます。
普段の現場では使わない専門知識も問われるので、問題集や過去問を繰り返し学習しましょう。
一次検定の場合、電気工学・電気設備・施工管理・法規の分野から勉強を進めていくのがおすすめです。
64問中40問を選択して回答するので、確実に理解できる問題を増やせるよう学習しましょう。
二次検定は、電気設備の施工図が作成できるか、設計図書を元に、必要な電気設備を確保するための知識などが問われるため、
一次検定よりも応用力が必要です。過去問を繰り返し実施し、問題の傾向を理解することで対応できる知識を身に着けましょう。
2級電気工事施工管理技士の関連資格
電気主任技術者について
電気主任技術者は保安・監督のための国家資格です。
電気主任技術者は、第一種〜第三種がありますが、扱う電気工作物が違います。
第三種 | 電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5千キロワット以上の発電所を除く) |
---|---|
第二種 | 電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物 |
第一種 | すべての事業用電気工作物 |
電気工事士について
電気工事士は工事現場で電気工事を行うための国家資格です。
電気主任技術者よりも電気工事士のほうが難易度が低いです。
電気工事士には、第一種〜第二種まであります。
第二種 | 電圧が600V以下の電気工事(配線工事や電気設備工事)などを行うことが可能。 |
---|---|
第一種 | 電圧が600V以上の電気工事を行うことが可能。 高圧電流も取り扱えるため、ほとんどの電気設備の工事を行うことが可能。 (電力会社などの電気事業用の電気設備を除く) |
電気工事施工管理技士について
電気工事施工管理技士は、電気工事現場での工程の管理を行うための国家資格です。
具体的には、施工計画・施工図の作成・工程管理・安全管理を行います。
電気工事士とは違い、電気工事施工管理技士を持っていても工事を行うことはできません。
電気工事施工管理技士は、1級〜2級があります。
1〜2級の仕事内容は変わりませんが、従事できる現場の規模が異なります。
2級 | 一般建設業の営業所における「専任技術者」、現場ごとに設置される「主任技術者」として仕事に従事 |
---|---|
1級 | 特定建設業の営業所における「専任技術者」、現場ごとに設置される「監理技術者」として仕事に従事。 (2級の現場でも従事可能。) |
試験の概要
試験実施都道府県、試験会場
前期:札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄
後期:札幌・青森・仙台・東京・新潟・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・鹿児島・沖縄
(学校申請者向けに、上記以外に8試験地が設置されています。)
https://www.fcip-shiken.jp/den2/
【一般財団法人 建設業復興基金 施工管理技術検定 2級電気施工管理技術士試験】
試験日時
年2回
(前期:第一次検定のみ、令和7年度は6月8日(日)
(後期:第一次検定・第二次検定、令和7年度は11月9日(日))
※後期受験であれば第一次・第二次同時受験が可能です。
試験科目
第一次検定(学科)
計2時間半 四肢択一式
出題数64問、うち40問を選択して解答
・電気工学:12問中8問を選択
・電気設備:20問中11問を選択
・関連分野:6問中3問を選択
・設計・契約関係:1問
・施工管理:13問中9問
・法規:12問中8問
第二次検定(実地)
計2時間 記述式
5問
・施工経験記述について:1問
・施工管理について:2問
・電気設備全般:1問
・法規:1問
受験手数料
第一次検定:7,900円(非課税)
第二次検定:7,900円(非課税)
※第一次・第二次検定へ同時申請をされる場合、15,800円(非課税)を一括して納付する必要があります。
合格発表
合否通知は順次発送されるほか、建設業振興基金のホームページで公表されます。
前期:7月上旬頃
後期:第一次検定 12月中旬頃
第二次検定 2月上旬頃
受験資格
第一次:試験実施年度に満17歳以上となる者 (令和7年度に申請する場合、生年月日が平成21年4月1日以前)
第二次:第一次検定に合格したうえで一定期間の実務経験を積む必要があります。
詳細は、https://www.fcip-shiken.jp/den2/index.htmlで確認して下さい。
【一般財団法人 建設業復興基金 施工管理技術検定 2級電気施工管理技術士試験】
出題方法
四肢択一 マークシート形式
受験申請
第一次のみ | 第一次二次同時 | 第二次のみ | |
---|---|---|---|
新規受験 | ネット申請 | 書面申請 | 書面申請 |
再受験 | 再受験制度なし | ネット申請または書面申請 | ネット申請または書面申請 |
※ネット申請はhttps://www.fcip-shiken.jpこちらから。
初めて第二次検定を受検する場合(一次二次同時申請を含む)は、実務経験審査が必要となりますので、書面にて申請を行う必要があります。建設業復興基金より願書を購入して申請手続きを行ってください。郵送販売は、6月下旬〜7月中旬まで※詳細はHP確認して下さい。
受験申請受付期間
前期:2月上旬〜下旬頃まで
後期:ネット申請 6月下旬〜7月下旬まで
書面申請 7月上旬〜7月下旬まで
※詳細は建設業復興基金の受験の手引を確認して下さい。
受験票(筆記試験)の発送
試験日の約20日前(予定)に郵送されます。
免除制度
・技術士法による技術士の第二次試験で、技術部門を電気電子部門、建設部門、または総合技術監理部門に合格した者
・2級電気工事施工管理技術検定試験の「学科試験のみ受験」に合格し、有効期間内の者
また、学科試験に合格して実地試験に不合格だった場合は、次年度は学科試験が免除となります。
合格情報
合格基準
第一次検定・第二次検定ともに「総得点が60%以上(24問以上正解)」です。
免状の交付
第一次検定のみ合格した場合は、2級電気工事施工管理技士補の合格証明書が郵送されます。
第二次検定まで合格した場合は、国土交通省に交付申請を行うことで合格証明書が送付されます。
実地試験に合格すると、工事現場の主任技術者等として職務を行うことができます。
受験者数・合格者数・合格率の推移
実施年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2024年(令和6年) | 4782人 | 2460人 | 51.4% |
2023年(令和5年) | 6,543人 | 2,816人 | 43.0% |
2022年(令和4年) | 4,768人 | 2,947人 | 61.8% |
2021年(令和3年) | 6,932人 | 3,493人 | 50.4% |
2020年(令和2年) | 6,588人 | 2,967人 | 45.0% |
2019年(令和元年) | 7,151人 | 3,249人 | 45.4% |