管理業務主任者 過去問
解説あり

試験最新情報

令和7年度 試験日(予想)
2025年12月7日(日)

試験日まで、218

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管理業務主任者について

管理業務主任者試験とは

管理業務主任者試験は、国土交通省所管の国家試験で、マンション管理の専門家を育成する目的で実施されています。
法律上の根拠は「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」です。
「5人に1人が受かる」と聞くと難関に感じますが、出題範囲は法令・会計・設備が王道なので過去問学習が最短ルートです。
試験会場は冷えることも多く、マークミス防止のためカイロ持参で臨む受験生もいます。

管理業務主任者の仕事内容

管理業務主任者は、管理会社が受託した業務の内容と経過をチェックし、区分所有者に説明する役割を担います。
たとえば大規模修繕の積立金や会計処理が正しいかを確認し、業務報告書を作成します。
専門用語をかみ砕いて説明すると理事長に喜ばれることが多く、雑談で最新のマンション設備事情を挟むと場が和みます。
エレベーター保守契約や消防設備点検など設備系の知識も必要なので、文系出身でもメカ好きなら適性があります。

管理業務主任者の役割

法律では、30戸以上のマンションを受託する場合、営業所ごとに主任者を一定数配置しなければなりません。
主任者は重要事項説明書・管理委託契約書に押印し、内容を最終確認する品質保証係のような立場です。
説明を怠ると30万円以下の罰則があるため、契約前のチェックは真剣勝負です。
総会では質問攻めに遭うこともありますが、丁寧に答えることで管理組合との信頼が深まります。

管理業務主任者になるには

まず試験合格が第一歩です。
合格後は地方整備局に登録申請を行い、登録証の交付を受けます。
登録には実務経験2年以上または登録実務講習修了が必要なので、未経験者は講習でスキルを磨くのが一般的です。
登録後、管理会社に就職し主任者証を掲げれば晴れてデビュー。
現場ではマンション管理士や建築士とチームを組むことも多く、法律+設備+会計の総合力が試されます。
さらに宅建士やマンション管理士を追加取得すると、プロジェクトリーダーを任されるチャンスが広がります。

勉強方法

必要な勉強時間

管理業務主任者試験に合格するまでの標準的な学習量は約300時間といわれます。​
1日2時間ペースならおよそ5か月、3時間確保できれば約3か月で到達できます。​
すでに宅建士やマンション管理士を持つ人は法令科目が重複するため、200時間前後に圧縮するケースもあります。
逆に法律の学習経験がない場合は、条文を読むのに時間がかかりやすいので+50~80時間の余裕を見ておくと安心です。
合格率は例年20%前後で推移しており、時間的な投資感覚でいえば「300時間で20%の確率をつかみに行くゲーム」とイメージすると計画が立てやすくなります。​
仕事や家事でまとまった時間が取れない日は、通勤の片道で10問、昼休みに5問といったスキマ時間の“積み貯金”も意外に効きます。
勉強アプリで一問一答を解けば、電車が遅延しても「予定外のボーナス問題」と前向きに切り替えられるのが便利です。

効率的な学習方法

まずはインプット→アウトプットの王道サイクルを徹底します。


①市販テキストを1冊決めて通読+要点マーカー
②続けて過去問10年分を最低5回まわします。​


1周目は解説を読んでも理解できない肢に付箋を貼り、2周目で付箋をはがせたら合格、とゲーム感覚で進めると飽きにくいです。​
過去問は同じ出版社のテキストとシリーズをそろえると解説用語が統一され、照合作業のストレスが減ります。


苦手テーマは分野別に小分けして解くと記憶が上書きされやすく、「民法の日」「会計の日」と決めると効率が上がります。​
法改正は出題頻度が高いので、8~9月に出る最新版の問題集や試験機関の正誤表を必ず確認し、古い情報で間違えないようにします。
最後の1か月は予想問題集+時間計測で本番の50問・2時間のリズムを体に覚えさせます。
息抜きにマンションのエントランスを眺めながら「ここは標準管理規約○条でいう専有部分だな」などと身の回りを“教材化”すると、記憶のフックが増えて意外と頭に残ります。


コーヒー派はカフェイン効果が切れる前にアウトプット、紅茶派はリラックスしながら条文読解――自分の“飲み物ルーティン”を決めるのも集中力を保つコツです。

管理業務主任者の関連資格

マンション管理士

マンションの総合アドバイザーとして、管理規約、区分所有法、会計を横断的に見渡す資格です。
根拠法は 「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」 で、管理業務主任者と“姉妹資格”と呼ばれます。
試験は 毎年11月最終日曜日 に実施され、問題数は50問のマーク式です。
「主任者と科目が7割重なる」と言われ、秋の週末に2連戦を挑む受験生が多いです。
合格後は登録講習を受ければ即デビューできるため、資格コレクターからも人気です。
試験翌日は SNS で「民法がひねりすぎ」といった反省会が恒例で、仲間探しにもなります。

宅地建物取引士(宅建士)

不動産取引で「重要事項説明書」と「契約書」の読み合わせを担当する看板資格です。
根拠法は 「宅地建物取引業法」 の第35条・第37条で、業界では“35条書面”が合言葉です。
試験日は 10月第3日曜日
民法や宅建業法が主任者試験と重なるため、「宅建→主任者→マン管」と三段跳びする学習ルートが定番です。
名刺に宅建士と管理業務主任者の両方を並べると、売買も管理も語れる人として二度見されること請け合いです。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)

延床3,000平方メートル超の施設に選任が義務づけられる、いわば “ビル衛生の番人” です。
法律は 「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」 で厚生労働省所管となります。
合格率はやや高めですが、実務経験または講習修了が受験資格なのでハードルは別にあります。​
マンション設備担当として働きつつ受験する人も多く、主任者と組み合わせると「管理+衛生設備」の二刀流になれます。
理事会で空調や給排水の更新を提案するとき、ビル管資格があると説得力が一段上がるのが隠れたメリットです。

一級建築士

設計・工事監理のプロフェッショナルで、大規模修繕では 技術アドバイザー として重宝されます。
根拠法は 「建築士法」 で、国土交通大臣が実施する国家試験に合格し登録すると名刺に「一級建築士」と刻めます。
学科5科目に加え製図試験もあります。​
受験仲間と深夜の図面マラソンをするのが都市伝説的な恒例行事ですが、図面を書き上げた瞬間の達成感は格別です。
管理業務主任者と一級建築士を両方持つと、長期修繕計画や工事監理で 法務と技術を一手に担う存在 になり、理事会での発言力が一気に跳ね上がります。

関連資格のまとめ

管理業務主任者の周辺には、マンション管理士、宅建士、ビル管、一級建築士という “四大スター” が控えています。
試験月がずれているので一年サイクルで段階的に挑めるうえ、科目が重なるため 学習シナジーが高い のが特徴です。
お気に入りのコンビニカフェラテで気分転換しつつ条文をめくれば、法律用語も案外スッと頭に入ってきますよ。

試験概要

試験会場

北海道・宮城県・東京都・愛知県・大阪府・広島県・福岡県・沖縄県の八地域と、その周辺に設けられます。

試験地は毎年ほぼ固定で、東京会場は大学のキャンパスが使われることが多く、広めの講義室で耳栓を忘れるとマーク音が気になる、というのが受験生あるあるです。

試験日時

直近の公式日程は 2024年12月1日(日)13時00分〜15時00分でした。

2025年度は例年のパターンから 2025年12月7日(日)13時00分〜15時00分が有力ですが、正式発表は6月ごろの実施要領を待つ必要があります。

出題基準

試験問題は「試験年度の4月1日現在で施行されている法令」に基づいて作成されます。

科目は
・マンションの管理の適正化の推進に関する法律等
・区分所有法・民法ほか関連法規
・管理組合運営(会計・税務を含む)
・建物設備・維持保全
の4分野で、合計50問。最新改正がそのまま肢になることが多いので「4月改正ニュース」は要チェック、というのが受験講座の恒例トークです。

受験手数料

8,900円(非課税)。Web申込の場合は事務手数料275円が加算されます。

合格発表日

2024年度試験の合格発表は 2025年1月10日(金)でした。

例年、官報が8時30分、協会サイトが9時00分に番号を掲示します。

2025年度分は 2026年1月上旬の金曜日になる見込みです。

出題方式

マークシート四肢択一 50問。

試験時間120分で、途中退室不可です。数字計算はほぼありません。

受験申込方法

Web申込(協会マイページ)または郵送の二方式。Webは入力と決済で完結、郵送は特定記録郵便で書類を送ります。

受験申請受付期間

2024年度は Web 2024年8月2日(金)〜9月30日(月)、郵送 2024年8月1日(木)〜8月30日(金)でした。

2025年度も8月上旬スタートがほぼ確実です。

受験票の交付

Web申込は 2024年11月1日(金)にマイページ掲載、郵送申込は 2024年11月8日(金)に圧着ハガキが発送されました。

免除制度

マンション管理士試験の合格者は申請により5問免除(マンション管理適正化法に関する問題)を受けられます。

問題数は45問、試験時間は 13時10分〜15時00分に短縮されるのが特徴。

マン管→管業の“2連戦”を選ぶ人にとって、たった5問でも心理的ハードルが下がると評判です。

合格情報

合格基準

管理業務主任者試験は全50問を正答数で評価し、年ごとに公表される固定点が合格ラインになります。
直近10年では35〜38点(正答率70〜76%)の範囲で推移し、2024年度は38点がボーダーでした。
マンション管理士に合格している受験者は「5問免除」を選択でき、問題数が45問に減ると同時に合格基準点が通常の基準点から5点引き下げられます(2024年度は33点)。
基準点は相対評価ではなく、あらかじめ協会が定めた点を満たせば合格となるため、隣の席の受験生が高得点でも気にせずマークミス防止に集中するのが鉄則です。

免状の交付

試験に合格しただけではまだ現場に立てません。
まず国土交通省地方整備局などへ登録申請(実務経験2年以上または登録実務講習修了が条件)を行い、登録通知を受け取ります。​
次に、写真・収入印紙2,300円分などを添えて管理業務主任者証の交付申請を郵送で提出します。​
主任者証は有効期間5年で、継続して業務に就くには更新前6か月以内の講習受講と再交付申請が必要です。
登録から交付までは約30日かかるため、合格発表後は早めに書類を整えておくとスムーズです。

合格率の推移

試験年度受験者数合格者数合格率
2024年(令和6)14,8503,15921.3% 
2023年(令和5)14,6523,20821.9% 
2022年(令和4)16,2173,06518.9%
2021年(令和3)16,5383,20319.4%
2020年(令和2)15,6673,73923.9%
2019年(令和元)15,5913,61723.2%
2018年(平成30)16,2493,53121.7%
2017年(平成29)16,9503,67921.7%
2016年(平成28)16,9523,81622.5%
2015年(平成27)17,0214,05323.8%

過去10年平均の合格率はおおむね20〜23%で安定しており、「5人に1人が合格する」難度が続いています。
数字だけ見ると厳しめですが、出題範囲が固定されているため、過去問演習を計画的に積み重ねれば十分射程に入る試験と言えます。