給水装置工事主任技術者 過去問
平成30年度(2018年)
問49 (給水装置の概要 問49)
問題文
給水用具の故障と対策に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
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問題
給水装置工事主任技術者試験 平成30年度(2018年) 問49(給水装置の概要 問49) (訂正依頼・報告はこちら)
給水用具の故障と対策に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。
- 受水槽のオーバーフロー管から常に水が流れていたので原因を調査した。その結果、ボールタップの弁座が損傷していたので、パッキンを取替えた。
- 水栓を開閉する際にウォータハンマが発生するので原因を調査した。その結果、水圧が高いことが原因であったので、減圧弁を設置した。
- ボールタップ付きロータンクの水が止まらないので原因を調査した。その結果、リング状の鎖がからまっていたので、鎖のたるみを2輪ほどにした。
- 小便器洗浄弁の水勢が強く水が飛び散っていたので原因を調査した。その結果、開閉ねじの開け過ぎが原因であったので、開閉ねじを右に回して水勢を弱めた。
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この過去問の解説 (2件)
01
選択肢1:不適当。
ボールタップの弁座か損傷している場合には、パッキンの取り替えではなく、ボールタップごと交換になります。
選択肢2、3、4:適当。記述のとおりです。
したがって、答えは【1】になります。
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02
不適当なものを選ぶ問題です。
不適当です。
ボールタップの弁座とは、ボールタップ内部にある給水を制御する弁がパッキンと密着して、水を止めるための受け側の部分のことです。
そのため弁座が損傷している場合は、パッキンを取替えるだけでは完全に水を止めることができないためボールタップごと交換が必要です。
適当です。
ウォーターハンマとは、配管内を流れる水の流速が急激に変化した際に、圧力の急上昇や急降下によって衝撃が発生する現象のことです。
そのため、水圧が高い状態で急に水栓を閉じると流れていた水の勢いが急激に変化し、配管内に衝撃波が発生します。減圧弁を設置することで給水圧を適切に下げ、衝撃波の発生を抑制します。
適当です。
ロータンク内で鎖が絡まると、フロートバルブが正常に閉鎖せず、水が流れ続けてしまいます。鎖のたるみを調整することでフロートバルブがスムーズに動作し、止水することができます。
短すぎても止水不良の原因となるため、適切な長さに調整することが大切です。
適当です。
開閉ねじが開きすぎていると、必要以上に水が勢いよく噴射されるため、 開閉ねじを右に回すことで弁の開度を小さくし、水勢を弱めることができます。
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