給水装置工事主任技術者 過去問
平成30年度(2018年)
問50 (給水装置の概要 問50)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 平成30年度(2018年) 問50(給水装置の概要 問50) (訂正依頼・報告はこちら)

給水用具に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか
  • 二重式逆流防止器は、各弁体のテストコックによる性能チェック及び作動不良時の弁体の交換が、配管に取付けたままできる構造である。
  • 複式逆流防止弁は、個々に独立して作動する二つの逆流防止弁が組み込まれ、その弁体はそれぞればねによって弁座に押しつけられているので、二重の安全構造となっている。
  • 管内に負圧が生じた場合に自動的に多量の空気を吸気して給水管内の負圧を解消する機能を持った給水用具を吸排気弁という。なお、管内に停滞した空気を自動的に排出する機能を併せ持っている。
  • スイング式逆止弁は、弁体が弁箱又は蓋に設けられたガイドによって弁座に対し垂直に作動し、弁体の自重で閉止の位置に戻る構造のものである。

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この過去問の解説 (2件)

01

【解答:4】

選択肢1、2、3:適当。

選択肢4:不適当。
スイング式逆止弁とは、円盤状の弁体がヒンジピンを支点とするレバーに取り付けられており、自重で弁座面に圧着します。
通水時には弁体が押し開かれ、逆圧によって自動的に閉止する構造となっています。
また、選択肢4の内容は、リフト式の逆止弁の説明になります。

したがって、答えは【4】になります。

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02

不適当なものを選択する問題です。

選択肢1. 二重式逆流防止器は、各弁体のテストコックによる性能チェック及び作動不良時の弁体の交換が、配管に取付けたままできる構造である。

適当です。

 

二重式逆流防止器は、性能チェックのためのテストコックが設けられているため配管に取り付けたまま点検が可能です。また、二つの逆止弁が直列に組み込まれているため、一つの弁が故障した場合でも、もう一つの弁が逆流を防ぐ二重構造になっています。

選択肢2. 複式逆流防止弁は、個々に独立して作動する二つの逆流防止弁が組み込まれ、その弁体はそれぞればねによって弁座に押しつけられているので、二重の安全構造となっている。

適当です。

 

複式逆流防止弁は、独立して作動する二つの逆止弁が直列に配置されています。逆流が発生した場合、各弁体は、ばねの力で閉鎖する二重の安全構造のため逆流が防止できます。
 

選択肢3. 管内に負圧が生じた場合に自動的に多量の空気を吸気して給水管内の負圧を解消する機能を持った給水用具を吸排気弁という。なお、管内に停滞した空気を自動的に排出する機能を併せ持っている。

適当です。

 

吸排気弁とは、給水管路や配水システム内の空気圧力を調整するための装置です。

管内の負圧時は空気を吸い込み管の変形や破損を防ぎ、管内に停滞した空気を自動的に排出することで水の流れをスムーズに保ちます。

選択肢4. スイング式逆止弁は、弁体が弁箱又は蓋に設けられたガイドによって弁座に対し垂直に作動し、弁体の自重で閉止の位置に戻る構造のものである。

不適当です。

 

スイング式逆止弁の弁体は、弁箱または蓋に設けられたヒンジによって回動します。「弁体が弁箱又は蓋に設けられたガイドによって弁座に対し垂直に作動する」のは、リフト式逆止弁の説明です。

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