国内旅行業務取扱管理者 過去問
令和6年度(2024年)
問8 (旅行業法及びこれに基づく命令 問8)

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和6年度(2024年) 問8(旅行業法及びこれに基づく命令 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

旅行業法及びこれに基づく命令に関する以下の設問について、該当する答を選択肢の中から選びなさい。

法第11条の2「旅行業務取扱管理者の選任」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 旅行業者等は、禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わった日から5年を経過していない者であっても、旅行業務取扱管理者試験に合格した者であれば、旅行業務取扱管理者として選任することができる。
  • 旅行業者等は、営業所で旅行業務を取り扱う者が1人である場合には、当該営業所については、旅行業務取扱管理者を選任しなくてもよい。
  • 本邦外の手配旅行を取り扱う第3種旅行業者の営業所にあっては、総合旅行業務取扱管理者試験に合格した者を当該営業所の旅行業務取扱管理者として選任しなければならない。
  • 旅行業者等は、旅行業務に従事した経験が1年未満である者を、営業所の旅行業務取扱管理者として選任することはできない。

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この過去問の解説 (2件)

01

◎旅行業務取扱管理者の選任?

旅行業者が、各営業所ごとに旅行サービスの適正な取り扱いを確保するために、監督する責任者を配置することを義務付けている制度です。

選択肢1. 旅行業者等は、禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わった日から5年を経過していない者であっても、旅行業務取扱管理者試験に合格した者であれば、旅行業務取扱管理者として選任することができる。

×

旅行業法の欠格事由に該当する者は、旅行業務取扱管理者になることはできません。

禁固以上の刑に処せられ、執行を終えた日から5年を経過していない者は欠格事由に該当します。

 

 

選択肢2. 旅行業者等は、営業所で旅行業務を取り扱う者が1人である場合には、当該営業所については、旅行業務取扱管理者を選任しなくてもよい。

×

全ての営業所において、必ず1人は旅行業務取扱管理者を選任する必要があります。

旅行業務を取り扱う人数に関わらず、選任義務があります。

選択肢3. 本邦外の手配旅行を取り扱う第3種旅行業者の営業所にあっては、総合旅行業務取扱管理者試験に合格した者を当該営業所の旅行業務取扱管理者として選任しなければならない。

本邦外(海外)に関わる旅行を手配する場合は、“総合旅行業務取扱管理者”の選任が義務付けられています。

 

※第3種旅行業者:国内旅行(募集型は一部制限あり)+海外旅行(受注型企画旅行・手配旅行)

選択肢4. 旅行業者等は、旅行業務に従事した経験が1年未満である者を、営業所の旅行業務取扱管理者として選任することはできない。

×

旅行業務取扱管理者試験に合格していれば、実務経験の有無に関わらず選任可能です。

まとめ

★キーワード★

旅行業務取扱管理者は、各営業所の必ず1人は配置しなければいけませんが、資格試験に合格をしていれば、実務経験の有無に関わらず選任することができます。

しかし、海外旅行を取り扱う場合は、総合旅行業務取扱管理者の選任が必要となります。

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02

この問題は、旅行業務をする上で必要な

旅行業務取扱管理者の選任について、条件や資格の種類などが

記された第十一条の二第一項~第十項からの問題です。

選択肢1. 旅行業者等は、禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わった日から5年を経過していない者であっても、旅行業務取扱管理者試験に合格した者であれば、旅行業務取扱管理者として選任することができる。

こちらは間違いです。

 

「旅行業者等は、その営業所の旅行業務取扱管理者として選任した者の

全てが第六条第一項第一号から第六号までのいずれかに該当し・・・」

とあり、その第六条第一項第二号

禁固以上の刑に処され、又はこの法律の規定に反則して罰金の刑に処せられ、

その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から五年を経過していな者

登録の拒否事由に挙げられています。

 

よって、五年を経過していない者は旅行業務取扱管理者に選任することは出来ませんので、こちらは間違いです。

 

 

選択肢2. 旅行業者等は、営業所で旅行業務を取り扱う者が1人である場合には、当該営業所については、旅行業務取扱管理者を選任しなくてもよい。

こちらは間違いです。

 

第十一条の二

「旅行業者等(旅行業者・旅行業者代理業者)は

営業所ごとに、一人以上の旅行業務取扱管理者を選任し、該当営業所における旅行業務に関し・・・」

 

とあり、営業所ごとに、一人以上旅行業務取扱管理者を選任しなければなりません。

よってこちらは間違いです。

選択肢3. 本邦外の手配旅行を取り扱う第3種旅行業者の営業所にあっては、総合旅行業務取扱管理者試験に合格した者を当該営業所の旅行業務取扱管理者として選任しなければならない。

こちらは正しいです。

 

旅行業務取扱管理者試験は

総合旅行業務取扱管理者(本邦外・本邦内・地域限定旅行全て)

国内旅行業務取扱管理者(本邦内・地域限旅行のみ)

地域限定旅行業務取扱管理者(地域限定旅行のみ)

があり第三種だから、とかではなく業務範囲によって

いずれかの旅行業務取扱管理者試験の合格者を選任します。

 

よって、本邦外の手配旅行を取り扱う為

総合旅行業務取扱管理者試験に合格した者を選任しなければならないので、

こちらは正しいです。

選択肢4. 旅行業者等は、旅行業務に従事した経験が1年未満である者を、営業所の旅行業務取扱管理者として選任することはできない。

こちらは間違いです。

 

旅行業者等は旅行業務取扱管理者の選任にあたり、

旅行業協会が実施する研修5年ごとに受けさせなければいけません。

実務経験の有無を条件とはしていないため

こちらは間違いです。

まとめ

旅行業務取扱管理者の選任にあたって、

必要な条件や営業所に対しての配置人数、資格別の取り扱える種類、

登録拒否の事項(第六条第一項第一号~第六号)も併せて理解する必要があります。

 

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