1級建築施工管理技士 過去問
令和3年(2021年)
問40 (午前 問40)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級建築施工管理技士試験 令和3年(2021年) 問40(午前 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

建築工事における事前調査や準備作業に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 山留め計画に当たり、設計による地盤調査は行われていたが、追加のボーリング調査を行った。
  • 地下水の排水計画に当たり、公共下水道の排水方式の調査を行った。
  • コンクリート工事計画に当たり、コンクリートポンプ車を前面道路に設置するため、道路使用許可申請書を道路管理者に提出した。
  • 鉄骨工事計画に当たり、タワークレーンによる電波障害が予想されるため、近隣に対する説明を行って了解を得た。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1→設問のとおりです。

2→設問のとおりです。

3→道路使用許可申請書は警察に提出します。

4→設問のとおりです。

参考になった数32

02

事前調査、準備作業は覚えやすいのでしっかり勉強して点数を取りましょう。

選択肢1. 山留め計画に当たり、設計による地盤調査は行われていたが、追加のボーリング調査を行った。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

選択肢2. 地下水の排水計画に当たり、公共下水道の排水方式の調査を行った。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

選択肢3. コンクリート工事計画に当たり、コンクリートポンプ車を前面道路に設置するため、道路使用許可申請書を道路管理者に提出した。

この解答は『 〇 』です(不適当)

道路使用許可申請書は管轄の警察署に提出しましょう。

 

選択肢4. 鉄骨工事計画に当たり、タワークレーンによる電波障害が予想されるため、近隣に対する説明を行って了解を得た。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

参考になった数13

03

各工事にあたり、影響や要因を考えることが重要になります。届出先が適・不適が問われることもありますので、覚えておきましょう。

選択肢1. 山留め計画に当たり、設計による地盤調査は行われていたが、追加のボーリング調査を行った。

設計時の地盤調査では不十分である場合、追加のボーリング調査を行う必要があります。よってこの選択肢は〇です。

選択肢2. 地下水の排水計画に当たり、公共下水道の排水方式の調査を行った。

建築工事に伴い、工事排水や地下水・湧水を下水道管に流す場合、公共下水道の排水方式の調査を行い、行政に対して事前協議や届出が必要になります。よってこの選択肢は〇です。

選択肢3. コンクリート工事計画に当たり、コンクリートポンプ車を前面道路に設置するため、道路使用許可申請書を道路管理者に提出した。

ミキサー車やポンプ車などを道路上に配置する場合、道路使用許可申請を、道路管理者ではなく、所轄警察署に提出します。よってこの選択肢は×です。

選択肢4. 鉄骨工事計画に当たり、タワークレーンによる電波障害が予想されるため、近隣に対する説明を行って了解を得た。

タワークレーン設置にあたり、電波障害の事前調査により電波障害の発生が予想される場合は、近隣に対し積極的に協議を行う必要があります。よってこの選択肢は〇です。

まとめ

不適の選択肢は道路使用許可申請の内容でしたが、セットで道路占有許可についても覚えておきましょう。道路占有許可は道路管理者が出す許可ですが、道路を継続的に独占して用いる行為が対象です。例としては足場や看板の設置が挙げられます。

参考になった数0