1級建築施工管理技士 過去問
令和3年(2021年)
問39 (午前 問39)

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問題

1級建築施工管理技士試験 令和3年(2021年) 問39(午前 問39) (訂正依頼・報告はこちら)

ALCパネル工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • パネルの取扱い時に欠けが生じたが、構造耐力上は支障がなかったため、製造業者が指定する補修モルタルで補修して使用した。
  • 外壁パネルと間仕切りパネルの取合い部には、幅が10〜20mmの伸縮目地を設けた。
  • 外壁の縦壁ロッキング構法の横目地は伸縮目地とし、目地幅は15mmとした。
  • 耐火性能が要求される伸縮目地には、モルタルを充填した。

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この過去問の解説 (3件)

01

1→設問のとおりです。

2→設問のとおりです。

3→設問のとおりです。

4→耐火性能が要求される伸縮目地には、ロックウールなどの耐火目地材を充填します。

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02

ALCパネル工事の出題は少ないですがしっかり覚えましょう。

選択肢1. パネルの取扱い時に欠けが生じたが、構造耐力上は支障がなかったため、製造業者が指定する補修モルタルで補修して使用した。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

選択肢2. 外壁パネルと間仕切りパネルの取合い部には、幅が10〜20mmの伸縮目地を設けた。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

選択肢3. 外壁の縦壁ロッキング構法の横目地は伸縮目地とし、目地幅は15mmとした。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

選択肢4. 耐火性能が要求される伸縮目地には、モルタルを充填した。

この解答は『 〇 』です(不適当)

ALCパネルの伸縮目地には、耐火性能があるロックウールを充填するのが一般的です。

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03

ALCパネル工事は、プレキャストのため、入念な施工計画が必要です。補修材や目地材に何を使用するかによって、機能性を損なう場合があるので、このあたりの注意に関する出題を頭においておきましょう。

選択肢1. パネルの取扱い時に欠けが生じたが、構造耐力上は支障がなかったため、製造業者が指定する補修モルタルで補修して使用した。

使用上支障のない欠けのあるパネルは、通常補修用モルタルを用いて補修して使用します。よってこの選択肢は〇です。

選択肢2. 外壁パネルと間仕切りパネルの取合い部には、幅が10〜20mmの伸縮目地を設けた。

パネルの接合部やパネルと他の部材の取り合い部の目地は伸縮目地として、10~20mm程度の目地幅を設けます。よってこの選択肢は〇です。

選択肢3. 外壁の縦壁ロッキング構法の横目地は伸縮目地とし、目地幅は15mmとした。

縦壁ロッキング工法は、地震時など建物の変形にパネルが微小回転し、追従する機構です。目地は横目地をとり、15mm程度の目地幅とします。よってこの選択肢は〇です。

選択肢4. 耐火性能が要求される伸縮目地には、モルタルを充填した。

耐火目地材には、モルタルなど伸縮性がないものではなく、ロックウールなどの伸縮性のあるものを充てんするのが一般的です。よってこの選択肢は×です。

まとめ

ALCパネル間など目地についての出題多くあります。目地材や目地幅はしっかりと覚えておきましょう。

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