1級建築施工管理技士 過去問
令和3年(2021年)
問38 (午前 問38)

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問題

1級建築施工管理技士試験 令和3年(2021年) 問38(午前 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋コンクリート造の断熱工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、ウレタンフォームが厚く付きすぎて表面仕上げ上支障となるところは、カッターナイフで除去した。
  • 硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、ウレタンフォームは自己接着性に乏しいため、吹き付ける前にコンクリート面に接着剤を塗布した。
  • 押出法ポリスチレンフォーム張付け工法において、セメント系下地調整塗材を用いて隙間ができないようにしてから、断熱材を全面接着で張り付けた。
  • 押出法ポリスチレンフォーム打込み工法において、窓枠回りの施工が困難な部分には、現場発泡の硬質ウレタンフォームを吹き付けた。

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この過去問の解説 (3件)

01

1→設問のとおりです。

2→硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、ウレタンフォームの自己接着性は強力です。

3→設問のとおりです。

4→設問のとおりです。

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02

断熱工事の出題数は少ないですがしっかり勉強して覚えましょう。

選択肢1. 硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、ウレタンフォームが厚く付きすぎて表面仕上げ上支障となるところは、カッターナイフで除去した。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

選択肢2. 硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、ウレタンフォームは自己接着性に乏しいため、吹き付ける前にコンクリート面に接着剤を塗布した。

この解答は『 〇 』です(不適当)

硬質ウレタンフォームは自己接着性があるので接着剤は不要です。

選択肢3. 押出法ポリスチレンフォーム張付け工法において、セメント系下地調整塗材を用いて隙間ができないようにしてから、断熱材を全面接着で張り付けた。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

選択肢4. 押出法ポリスチレンフォーム打込み工法において、窓枠回りの施工が困難な部分には、現場発泡の硬質ウレタンフォームを吹き付けた。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

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03

この問題のポイントは、断熱材の吹き付け時の接着性や充てん性です。

選択肢1. 硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、ウレタンフォームが厚く付きすぎて表面仕上げ上支障となるところは、カッターナイフで除去した。

硬質ウレタンフォーム吹付け工法は複雑な形状にも適応しやすい断熱性を高める工法です。所定の厚みに達していないところは補修吹きを行い、オーバーしたところは、カッターナイフで除去し表面仕上げが可能な空間を保持します。よって選択肢は〇です。

選択肢2. 硬質ウレタンフォーム吹付け工法において、ウレタンフォームは自己接着性に乏しいため、吹き付ける前にコンクリート面に接着剤を塗布した。

硬質ウレタンフォームには、自己接着性があるのが優れた特徴の一つです。接着剤を使わなくても金属・合板・コンクリート等に吹き付けることで、強く接着します。よって選択肢は×です。

選択肢3. 押出法ポリスチレンフォーム張付け工法において、セメント系下地調整塗材を用いて隙間ができないようにしてから、断熱材を全面接着で張り付けた。

押出法ポリスチレンフォーム張付け工法は張付け面との隙間があると、結露するおそれがあるので、接着剤を使用し全面接着することが重要です。よって選択肢は〇です。

選択肢4. 押出法ポリスチレンフォーム打込み工法において、窓枠回りの施工が困難な部分には、現場発泡の硬質ウレタンフォームを吹き付けた。

施工が困難な部分には、連続した断熱層が形成されるように現場発泡の充てん性のある断熱材で隙間なく吹き付ける。よって選択肢は〇です。

まとめ

断熱工事では、施工性との関連をイメージして覚えておきましょう。

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