1級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)
問53 (問題B 問9)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級管工事施工管理技士試験 令和5年度(2023年) 問53(問題B 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

機器の試運転調整に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 冷凍機は、冷水ポンプ、冷却水ポンプ、冷却塔とのインターロックを確認する。
  • 冷却塔は、冷却水の運転水位や散水状態、ボールタップの作動状況等を確認する。
  • ポンプの軸受け部の温度は、周囲の空気温度より40℃以上高くなっていないことを確認する。
  • 排水用水中モーターポンプは、排水槽の満水警報の発報により、自動交互運転することを確認する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

機器の試運転調整に関する問題です。

選択肢1. 冷凍機は、冷水ポンプ、冷却水ポンプ、冷却塔とのインターロックを確認する。

問題文の通りです。

冷却塔とのインターロックは、冷水ポンプ・冷却水ポンプ・冷却塔が起動してから、冷凍機が起動する必要から、冷却水減少や冷却塔の未起動時には、インターロックで冷凍機を起動させても起動停止させます。

選択肢2. 冷却塔は、冷却水の運転水位や散水状態、ボールタップの作動状況等を確認する。

冷却塔の試運転調整は、問題文の通りです。

選択肢3. ポンプの軸受け部の温度は、周囲の空気温度より40℃以上高くなっていないことを確認する。

ポンプの試運転調整は、問題文の通りです。

選択肢4. 排水用水中モーターポンプは、排水槽の満水警報の発報により、自動交互運転することを確認する。

排水用水中モーターポンプは、排水槽の満水警報の発報により、自動交互運転しません誤りです

 

排水用水中ポンプは予備ポンプを備え、平常時は2台を交代で運転し(自動で交互運転するか手動切換えとするかは、設計や設備保守の観点で決めます)、非常時は2台同時に運転できるような設備とします。

したがって、水中ポンプは、満水警報時には非常時として2台同時に運転できるスイッチが入る回路となっていることを確認し、平常時は2台が交互に運転できるように、調整・確認します。

参考になった数10

02

機器の試運転に関する問題です。

選択肢1. 冷凍機は、冷水ポンプ、冷却水ポンプ、冷却塔とのインターロックを確認する。

その通りです。

 

冷凍機は冷水ポンプ・冷却水ポンプ・冷却塔すべてが運転している状態での起動が原則です。

そのため、インターロックによって、冷水ポンプ・冷却水ポンプ・冷却塔が稼働したうえでの冷凍機の運転、

冷水ポンプ・冷却水ポンプ・冷却塔のいずれかが稼働していないときは冷凍機を起動させても運転しないことを確認します。

選択肢2. 冷却塔は、冷却水の運転水位や散水状態、ボールタップの作動状況等を確認する。

その通りです。

 

冷却塔の試運転方法は、各所の清掃・通水・点検のうえ、

ポンプの運転確認、ファンの始動の流れとなります。

問題文は、通水の際に確認を実施し、制御の確認を実施します。

選択肢3. ポンプの軸受け部の温度は、周囲の空気温度より40℃以上高くなっていないことを確認する。

その通りです。

 

軸受け部の温度は室温より10~40℃程高くなるのが定常状態です。

温度上昇があまりにも高い場合は軸受けの取り付け不良などが考えられます。

 

選択肢4. 排水用水中モーターポンプは、排水槽の満水警報の発報により、自動交互運転することを確認する。

誤りです。

 

満水警報時には急いで排水しなければならないため、

2台の同時運転となります。

平常時は2台の交互運転となるため、自動相互運転の確認は平常状態で行う必要があります。

参考になった数0