管理栄養士 過去問
第39回
問147 (午後の部 問50)
問題文
集団の栄養素等摂取量を評価するために行う食事記録法に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
管理栄養士試験 第39回 問147(午後の部 問50) (訂正依頼・報告はこちら)
集団の栄養素等摂取量を評価するために行う食事記録法に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 食事記録法のうち、目安量法は、秤量法に比べて摂取量推定の誤差が小さい。
- 陰膳法に比べて、対象者1人当たりの調査費用が高い。
- 24時間食事思い出し法に比べて、対象者の負担が小さい。
- 食物摂取頻度調査法に比べて、対象者の記憶に依存する。
- 食物摂取頻度調査法に比べて、調査員の負担が大きい。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
国民健康・栄養調査の中で、食事摂取状況に関する栄養摂取状況調査があります。
食事調査の方法は大きく2つに分けられ、それらを組み合わせる方法もあります。
①摂取したものを前向きに調査する方法(食事記録法,写真撮影法)
②調査開始以前に摂取したものを後ろ向きに調査する方法(24時間思い出し法,食物摂取頻度調査法,食事歴法)
③複数の調査方法を組合わせる方法
これらは、対象者や目的に応じて使い分ける必要があります。
各方法の特徴を把握しておきましょう。
不正解です。
食事記録法のうち、秤量法は文字通り測定する方法で誤差が少ないことが特徴、目安量法は摂取量を目安で計算するため誤差が大きくなります。
不正解です。
陰善法とは対象者が摂取した食事を準備して科学的な分析を行い、栄養素量を正確に推定する方法です。手間と費用がかかるため、一般的には選択されにくい手法です。食事記録法は聞き取りと記録なので、調査費用はそこまでかかりません。
不正解です。
対象者は過去24時間に摂取したものを思い出しながら、調査員が聞き取りを行う方法です。食事記録法と比べて被験者の手間がかからないため、協力を得やすいと言えます。
不正解です。
食物摂取頻度調査法は、食物摂取頻度質問票を用いて対象者が回答を記入する方法で行われます。後ろ向きに調査する方法なので、食物摂取頻度調査法のほうが記憶に依存すると言えます。
正解です。
食事記録法は、食品を秤量して記録していく(秤量法)もしくは目安にて聞き取りを行い記録していく(目安量法)ため、どちらの場合も調査員の負担は大きくなります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問146)へ
第39回 問題一覧
次の問題(問148)へ