管理栄養士 過去問
第39回
問133 (午後の部 問36)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

管理栄養士試験 第39回 問133(午後の部 問36) (訂正依頼・報告はこちら)

食物アレルギーと除去対象となる食品・原材料の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 牛乳アレルギー ―――― 牛肉
  • 鶏卵アレルギー ―――― 卵殻カルシウム
  • 大豆アレルギー ―――― 緑豆もやし
  • カシューナッツアレルギー ―――― ピスタチオ
  • 小麦アレルギー ―――― 麦芽糖

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

食物アレルギーは「食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序を介して生態にとって不利益な症状が惹起される現象」と定義されています。原因となるアレルゲン(アレルギーを引き起こすタンパク質)は食物以外の場合もあり、注意が必要です。類似しているタンパク質が原因でアレルギーが引き起こされることを交差反応といいます。花粉と食品の交差反応等もあるため、注意が必要です。

この設問では、アレルギーと除去対象の食品についての理解が必要です。

選択肢1. 牛乳アレルギー ―――― 牛肉

不正解です。

牛乳アレルギーでは、乳糖・牛肉は除去不要です。

選択肢2. 鶏卵アレルギー ―――― 卵殻カルシウム

不正解です。

鶏卵アレルギーでは、卵殻カルシウムは除去の必要はありません。

選択肢3. 大豆アレルギー ―――― 緑豆もやし

不正解です。

大豆アレルギーは、大豆タンパク質が主なアレルゲンとなります。

大豆と緑豆は、趣旨が異なる豆類であり、緑豆もやしには大豆タンパク質は含まれていませんので、除去の必要性はありません。

選択肢4. カシューナッツアレルギー ―――― ピスタチオ

正解です。

カシューナッツとピスタチオはアレルゲンとなるタンパク質が酷似しており、交差反応を起こしやすいとされています。そのためカシューナッツアレルギーがある場合は、ピスタチオも除去する必要性があります。

選択肢5. 小麦アレルギー ―――― 麦芽糖

不正解です。

麦芽糖は、主に大麦、最近ではとうもろこしやじゃがいもデンプン糖からも作られる、二糖類です。

小麦を含まない原材料から作られた麦芽糖であれば、小麦アレルギーであっても摂取が可能であり、除去の必要はありません。

参考になった数0