管理栄養士 過去問
第39回
問131 (午後の部 問34)
問題文
14歳、女性。神経性やせ症。BMI16.5kg/m2。母親に伴われ外来受診した。初回の栄養食事指導に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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問題
管理栄養士試験 第39回 問131(午後の部 問34) (訂正依頼・報告はこちら)
14歳、女性。神経性やせ症。BMI16.5kg/m2。母親に伴われ外来受診した。初回の栄養食事指導に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 1か月後の体重増加目標量を決める。
- 体重を毎日測定するように指示する。
- 過食症状の有無を確認する。
- 食欲が増すように運動を推奨する。
- 栄養バランスを整えるように食事内容を指導する。
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この過去問の解説 (1件)
01
神経性やせ症に対する栄養指導の問題です。
神経性やせ症は、異常なまでの痩せへの固執、肥満への恐怖、ボディーイメージの歪みなどが見られる精神疾患であり、主に若年女性に生じます。
以下の2タイプに分かれます。
・摂食制限型:拒食・過剰な運動(消費)を主徴とし、排出行動は伴わない
・過食・排出型:拒食と過食を繰り返し、過食後には自己にて排出行動を行う(嘔吐誘発、下剤・利尿剤等の利用)
不正解です。
神経性やせ症の患者は体重管理に敏感になっており、初回指導から体重増加目標を決めても遂行は難しいと考えられます。
不正解です。
神経性やせ症の患者は体重管理に敏感になっており、初回指導から体重測定を指示すると、逆効果となる可能性があります。
正解です。
この設問では初回の栄養指導としての対応を問われており、まずは患者が、上記のどちらのタイプかを見極めることが必要です。
不正解です。
この患者が摂食制限型である場合、過度な運動によりやせ症を助長する可能性があります。
不正解です。
栄養バランスについての食事指導は必要ですが、初回指導での内容ではありません。初回指導では、患者が行動変容ステージモデルのどの位置にいるか等、現状を把握する必要性があります。
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