管理栄養士 過去問
第39回
問123 (午後の部 問26)

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問題

管理栄養士試験 第39回 問123(午後の部 問26) (訂正依頼・報告はこちら)

消化器疾患と摂取を制限すべき栄養素等の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 逆流性食道炎 ―――― 炭水化物
  • 胆石症 ―――― カルシウム
  • たんぱく質漏出性胃腸症 ―――― たんぱく質
  • 潰瘍性大腸炎寛解期 ―――― 水分
  • クローン病 ―――― 活動期脂肪

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この過去問の解説 (1件)

01

各消化器疾患の病態と、食事療法について理解しておきましょう。

選択肢1. 逆流性食道炎 ―――― 炭水化物

不正解です。

逆流性食道炎は、胃酸が逆流することにより胸焼けや呑酸を感じます。

胃が活発に活動することを避けるため、刺激物(香辛料や酸味)・高脂肪の食品を控えめにします。また、食後すぐに横になることも避けるよう指導します。

選択肢2. 胆石症 ―――― カルシウム

不正解です。

胆のうは脂質分泌を助けるため、胆汁を分泌します。胆石発作を予防するためには脂質の摂取を制限します。

選択肢3. たんぱく質漏出性胃腸症 ―――― たんぱく質

不正解です。

たんぱく質漏出性胃腸症とは、消化管粘膜からたんぱく質が漏出し低たんぱく血症を招く疾患です。低たんぱく血症を引き起こすため、食事療法ではたんぱく質の摂取を増加させます。

選択肢4. 潰瘍性大腸炎寛解期 ―――― 水分

不正解です。

せ潰瘍性大腸炎の寛解期は、症状が寛解し、暴飲暴食や刺激物を避ければ特に重要な食事制限はありません。よって、水分を制限する必要性はありません。

選択肢5. クローン病 ―――― 活動期脂肪

正解です。

クローン病は、口から肛門までの消化管に炎症を起こす疾患です。クローン病の食事療法では、高カロリー・低脂肪・低残渣食とします。

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