管理栄養士 過去問
第39回
問117 (午後の部 問20)
問題文
食品が医薬品に及ぼす影響に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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問題
管理栄養士試験 第39回 問117(午後の部 問20) (訂正依頼・報告はこちら)
食品が医薬品に及ぼす影響に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 牛乳は、ビスホスホネート薬の効果を減弱する。
- グレープフルーツジュースは、カルシウム拮抗薬の効果を減弱する。
- クロレラは、ワルファリンの効果を増強する。
- セント・ジョーンズ・ワートは、テオフィリンの効果を増強する。
- 納豆は、スタチンの効果を増強する。
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この過去問の解説 (1件)
01
食品と薬剤の飲み合わせに関する問題です。処方薬によっては摂取を控えるよう指導される食品があるため、管理栄養士も薬剤について把握しておく必要性があります。
正解です。
牛乳に含まれるCaはビスホスホネートと結合しキレート形成を起こしやすく、それによって腸管からの吸収が阻害されます。
ビスホスホネート薬の効果を減弱してしまうため、服用する際は30分以上時間をずらします。
不正解です。
グレープフルーツに含まれる成分が、小腸のCYP3A4という酵素を阻害することでカルシウム拮抗薬の代謝が遅れ、体内貯留時間が延長となり、薬効が高まるおそれがあります。
不正解です。
ワルファリンはビタミンKの働きを抑制し、血液をサラサラにすることを目的とした薬剤です。
一方でクロレラにはビタミンKが豊富に含まれており、併用することでワルファリンの効果が減弱するおそれがあります。
不正解です。
テオフィリンは気管支拡張薬です。
セント・ジョーンズ・ワート(またはその含有物)の摂取で、薬物代謝酵素が誘導されることにより、薬効の減弱が報告されています。
不正解です。
納豆に多く含まれるビタミンKは、ワルファリンの効果を減弱させます。
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