運行管理者(貨物) 過去問
令和5年度 CBT
問28 (労働基準法関係 問3)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

運行管理者(貨物)試験 令和5年度 CBT 問28(労働基準法関係 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」(以下「改善基準告示」という。)に定める貨物自動車運送事業に従事する自動車運転者(以下「トラック運転者」という。)の拘束時間等に関する次の文中、A、Bに入るべき字句としていずれか正しいものを1つ選びなさい。

使用者は、トラック運転者に労働基準法(以下「法」という。)第35条の休日に労働させる場合は、当該労働させる休日は2週間について( A )を超えないものとし、当該休日の労働によって改善基準告示第4条第1項に定める拘束時間及び( B )の限度を超えないものとする。
  • A:1回  B:連続運転時間
  • A:1回  B:最大拘束時間
  • A:2回  B:連続運転時間
  • A:2回  B:最大拘束時間

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

A に入るのは 1回、B に入るのは 最大拘束時間 です。
――使用者は、2 週間のうちに休日労働を課すのは 1 回まで とし、その結果、改善基準告示第 4 条第 1 項が定める 拘束時間最大拘束時間 の限度を超えてはならない――という条文どおりの組合せになります。

 

選択肢1. A:1回  B:連続運転時間

連続運転時間の上限(4 時間)が規定されているのは第 7 条であり、第 4 条 1 項の規制対象ではない。
→ 誤り

選択肢2. A:1回  B:最大拘束時間

・改善基準告示(貨物自動車運転者)第 2 条 2 項は、休日労働は 2 週間について 1 回 を限度とする。
・第 4 条 1 項は、拘束時間のほかに 1 日 15 時間(延長 16 時間)という「最大拘束時間」 を上限として定めている。
→ 両方とも告示と一致するため 正しい

選択肢3. A:2回  B:連続運転時間

休日労働を 2 回まで許す規定はなく、連続運転時間も条文趣旨と合致しない。
→ 誤り

選択肢4. A:2回  B:最大拘束時間

休日労働「2 回」は条文上存在しない。
→ 誤り

まとめ

休日労働は 2 週間で 1 回まで

その結果、1 日 15 時間(延長 16 時間)の最大拘束時間を超えないこと
この 2 点が改善基準告示で示されたトラック運転者の労務管理の基本ラインです。

選択肢中でこれを正しく組み合わせているのは「1回/最大拘束時間」のみでした。

参考になった数1