2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年1月
問27 (学科 問27)
問題文
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問題
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年1月 問27(学科 問27) (訂正依頼・報告はこちら)
- コール・オプションは「原資産を権利行使価格で売る権利」であり、プット・オプションは「原資産を権利行使価格で買う権利」である。
- 権利行使期間中であればいつでも権利行使が可能なものをヨーロピアン・オプションといい、満期日(権利行使日)においてのみ権利行使が可能なものをアメリカン・オプションという。
- コール・オプションの買い手の最大利益とプット・オプションの買い手の最大利益は、いずれもプレミアム(オプション料)の額となる。
- コール・オプションおよびプット・オプションは、他の条件が同一であれば、いずれもボラティリティが上昇するほど、プレミアム(オプション料)は高くなる。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、オプション取引に関する基礎知識を問う問題です。
オプション取引における「コール」「プット」「アメリカン型」「ヨーロピアン型」といった基本用語と、それぞれの特性について正確に理解しているかが問われます。
不適切
コール・オプションは「原資産を権利行使価格で買う権利」
プット・オプションは「原資産を権利行使価格で売る権利」
なので、選択肢は説明が逆です。
不適切
アメリカン・オプションは「権利行使期間中いつでも権利行使できる」
ヨーロピアン・オプションは「満期日にのみ権利行使できる」
なので、選択肢は説明が逆です。
不適切
オプションの買い手の損失は、支払ったプレミアムに限定されますが、利益はそれ以上になる可能性があります。
したがって、「最大利益=プレミアムの額」という記述は間違いです。
適切(正解)
オプション取引において、原資産価格のボラティリティ(価格変動率)が高いほど、将来大きく利益を得る可能性が高まります。
そのため、オプションの価値(プレミアム)も高く評価される傾向があります。
この問題では、オプション取引の基本用語と仕組みについて、正確に区別して覚えておく必要があります。
特にプレミアムの変動要因などは、頻出のポイントです。はじめは理解しにくいかもしれませんが、確実に押さえておきましょう。
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02
金融資産運用のデリバティブ取引分野、オプション取引の問題です。
金融商品のデリバティブとは金融派生商品と呼ばれ、株式のような既存の金融商品から二次的に生まれたものをいいます。
本問で問われている「オプション取引」とは、決められた期日までに資産を一定の価格で買うまたは売る権利を売買することです。
不適切
オプション取引のコール・オプションとは、資産を一定の価格で購入する権利であり、プット・オプションは資産を一定の価格で売却する権利です。本選択肢では説明が逆となっているため、間違いとなります。
不適切
オプション取引には、期日までにいつでも権利を行使(購入又は売却)することができるアメリカンタイプと、期日までに権利を行使することができるヨーロピアンタイプがあります。本選択肢では説明が逆となっています。
不適切
オプションの買い手は、オプション料である「プレミアム」を支払い、権利を購入します。買い手は、損をする場合にはプレミアムを放棄して権利を行使しないという選択肢をとることになり、損失はプレミアムの額に限定されます。逆に、売り手はプレミアムを受け取る代わりに、買い手に権利を行使された場合には義務を履行しなければなりません。つまり、オプション取引の売り手の最大利益は、プレミアムの額になります。
適切
ボラティリティとは、価格変動の大きさを表します。値動きの幅が大きいほどボラティリティは高くなり、値動きの幅が小さいほどボラティリティは低くなります。このボラティリティが高くなればプレミアムは上昇します。
デリバティブ取引方法には、「オプション取引」のほかに、「先物取引」「スワップ取引」があります。併せて確認しておきましょう。
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