2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問33 (3 問2)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問33(3 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

架空送電線の鉄塔の組立工法として、最も不適当なものはどれか。
  • 大棒工法
  • 送込み工法
  • 移動式クレーン工法
  • クライミングクレーン工法

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この過去問の解説 (1件)

01

本問は、架空送電線の鉄塔を建てる際に用いられる組立工法のうち、最も不適当なものを選ぶ問題です。

選択肢1. 大棒工法

適した工法です。
大棒工法(台棒工法とも呼ぶ)は、鉄塔に仮設アーム(台棒)を取り付け、そのアームをクレーンのように使って部材を吊り上げ、順次組み立てる方法です。

山間地など移動式クレーンが使えない場所でも適用できます。

選択肢2. 送込み工法

不適当な工法です。
送込み工法は、架空送電線の緊線工法(電線を張る方法)の一つであり、鉄塔自体を組み立てる工法ではありません。緊線工法には切分け工法・相取り工法などとともに送込み工法が含まれますが、鉄塔組立とは別の工程です。

選択肢3. 移動式クレーン工法

適した工法です。
鉄塔建設地点までトラッククレーンやクローラクレーンなどの大型クレーン車を入れ、これを使って部材を吊り上げる工法です。

作業効率・安全性が高く、広い敷地が確保できる場合に多用されます。

選択肢4. クライミングクレーン工法

適した工法です。
鉄塔構体に取り付けたクレーン機構を、組立が進むにつれて“せり上げ”ながら高所に移動させていく工法です。

大型クレーンを据えるスペースがない狭隘地で有効です。

まとめ

以上より、送込み工法のみが鉄塔の組立工法ではなく、鉄塔組立には不適当な選択肢となります。

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