2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問23 (2 問11)
問題文
D種接地工事を施す箇所として「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
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問題
2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問23(2 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
D種接地工事を施す箇所として「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
- 高圧キュービクル内にある高圧計器用変成器の二次側電路
- 屋内の金属管工事において、使用電圧100Vの長さ10mの金属管
- 使用電圧が200Vの電路に接続されている、人が触れるおそれがある場所に施設する電動機の金属製外箱
- 高圧の電路に施設する避雷器
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この過去問の解説 (1件)
01
不適当な記述は、
→ 高圧の電路に施設する避雷器
です。
この部分はD種ではなく、C種接地工事を行う必要があるため、「D種接地工事を施す箇所」としては不適切です。
適切な記述です。
計器用変成器(PT)の二次側は低圧ですが、高圧と絶縁された部分であり、感電防止の観点からD種接地工事が必要です(解釈 第124条)。
適切な記述です。
「電気設備の技術基準とその解釈」第125条第1項において、金属管が8mを超える場合、D種接地工事を施すこととされています。
10mであれば接地が必要なので、D種接地工事の対象となります。
適切な記述です。
「解釈 第129条」では、人が触れるおそれがある金属製外箱には、感電防止のためD種接地工事を施すことと定められています。
これが不適当な記述です。
高圧電路に施設する避雷器は、C種接地工事の対象です。
避雷器の接地は、D種ではなくC種(接地抵抗10Ω以下)が求められます(解釈 第122条)。
したがって、D種接地工事を施す箇所としては不適当です。
この問題は、最も不適当なものを選ぶ問題なので、この選択肢が正解です。
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