2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問19 (2 問7)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問19(2 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

一般事務室照明の省エネルギー対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 保守率の値が小さい照明器具を選定する。
  • 点滅区分を細分化して、こまめに点滅できるようにする。
  • タスク・アンビエント照明方式を用いる。
  • 明るさセンサを設置し、昼光を利用する調光制御を行う。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、事務室などの照明で省エネルギーを実現するために有効な方法が理解できているかを問うものです。照明の効率化は、エネルギー使用量の削減だけでなく、快適な作業環境の維持にも関わります。

選択肢1. 保守率の値が小さい照明器具を選定する。

これは不適当です。
保守率とは、照明器具や室内の汚れ、ランプの劣化などによって、設計時の明るさからどれだけ低下するかを見込んだ割合のことです。
保守率が小さいということは、使用に伴って光が早く暗くなることを想定して多めの照明を設置する必要があるため、省エネルギーにはなりません。
したがって、省エネの観点では保守率が高い照明器具を選定する方が望ましいです。

選択肢2. 点滅区分を細分化して、こまめに点滅できるようにする。

これは適切な記述です。
使っていない場所の照明をすぐに消せるように細かく制御することで、無駄な電力消費を減らせます。

選択肢3. タスク・アンビエント照明方式を用いる。

これは適切な記述です。

省エネに有効です。
タスク(作業)部分の照度を確保しつつ、全体の照明(アンビエント)を抑える方式で、メリハリのある効率的な照明が可能になります。

選択肢4. 明るさセンサを設置し、昼光を利用する調光制御を行う。

これは適切です。
昼間の自然光を活用して照明を自動で調整することで、エネルギーを節約できます。

まとめ

保守率の値が小さい照明器具を選ぶと、設計照度を保つために必要以上に明るく設定することになり、省エネルギーに逆行するため、不適当です。
他の選択肢はすべて省エネルギー対策として適しています。

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