2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問43 (5 問1)
問題文
低圧の屋内配線工事や接地工事における、測定器の使用に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
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問題
2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)前期 問43(5 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
低圧の屋内配線工事や接地工事における、測定器の使用に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 低圧三相動力回路の相順を確認するため、検相器を使用した。
- 電路の各相の充電状態を確認するため、低圧用の検電器を使用した。
- 幹線の負荷電流を測定するため、全相一括してクランプ式電流計で測定した。
- 接地極Eの接地抵抗を測定するため、そこからS(P)電極、H(C)電極を一直線に打ち込み、接地抵抗計で測定した。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、低圧屋内配線工事や接地工事で使われる測定器の正しい使い方を理解しているかを問う内容です。それぞれの測定器は目的に応じて使い方が決まっており、誤った使い方をすると正しい測定ができません。
正しい記述です。
相順(R-S-Tの順番)を確認するには検相器を使います。
これは三相機器が正しく回転するかどうかに関わるため、施工時に重要な確認事項です。
正しい記述です。
電路に電圧がかかっているか(充電されているか)を確認するには、検電器が使われます。
感電防止のため、作業前に必ず実施します。
不適当な記述です。
クランプ式電流計は、1本の導体にクランプしてその電流を測定する器具です。
全相(3本)を一括して測ると、電流が相互に打ち消し合って正確な値が出ません。
測定は各相1本ずつ行う必要があります。
この問題は、最も不適当なものを選ぶ問題なので、この選択肢が正解です。
正しい記述です。
この方法は、接地抵抗計を用いた代表的な三極法(3極法)です。
E(接地極)と、電圧測定用(SまたはP)と電流供給用(HまたはC)の電極を直線上に配置し、正確な測定を行います。
クランプ式電流計を全相一括で使うのは誤った方法であり、正確な電流測定はできません。
他の選択肢は、目的に応じた正しい測定器の使用方法です。
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02
低圧の屋内配線工事には、クランプメータや検電器、検相器を使用します。
正しい内容です。
検相器は、三相交流回路の相の順序(R→S→T)を確認する為の機器です。
検電器は、電線や電路が通電しているかどうか安全に確認するために使用します。
誤った内容です。
各相一本ずつ測定する必要があります。
全相(R・S・T)を一括でクランプすると、電流のベクトルが相殺されてしまい、正確な値が測定できません。
正しい内容です。
接地抵抗計による代表的な三極法測定です。
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