2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問35 (3 問4)
問題文
鉄骨構造において、鉄骨の溶接欠陥に関する用語として、最も関係のないものはどれか。
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問題
2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)前期 問35(3 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
鉄骨構造において、鉄骨の溶接欠陥に関する用語として、最も関係のないものはどれか。
- ピット
- クレータ
- オーバラップ
- コールドジョイント
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この過去問の解説 (2件)
01
溶接欠陥には、主に内部欠陥と、外部欠陥に大別することができます。
①内部欠陥の種類
ブローホール
溶接金属内にガスが混入したため、気泡による空洞が生じたものを指します。
スラグ巻き込み
スラグとは、溶接時に発生するかすのような物で、溶接後に形成される固形物質です。
そのスラグが、溶接時に、溶接金属内に残留したものを指します。
融合不良
溶接金属と母材又は溶接金属同士が融着していないものを指します。
溶接不良
溶接金属がルート面に到達せず、開先の一部がそのまま内部に残ってしまったものを指します。
②外部欠陥の種類
ピット
ビードの表面に生じた小さな窪みを指します。
ビードとは、溶接によって金属同士を接合した際に盛り上がってできた部分です。
オーバーラップ
溶接金属が母材に融合しないで重なったものを指します。
クレータ-割れ
応力、熱等の影響で生じた表面上の割れを指します。
アンダーカット
母材の表面と溶接金属の表面と接する部分に生じる溝です。
正しい内容です。
正しい内容です。
正しい内容です。
誤った内容です。
コールドジョイントとは、コンクリートを打ち継ぐ際に、先に打ち込んだコンクリートと後から打ち込んだコンクリートが一体化していない継ぎ目のことを指します。
打ち継ぎに時間間隔があきすぎてしまうことが原因です。
溶接とは関連はありません。
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02
この問題は、鉄骨構造で行われる溶接作業において発生する欠陥やその名称を正しく理解しているかを確認するものです。
溶接欠陥とは、溶接部にできる不具合で、構造的な強度や安全性に影響するおそれがあるため、施工管理で注意すべきポイントです。
関係のある用語です。
ピットとは、溶接金属の表面に生じる小さな穴状の欠陥で、見た目はくぼみや孔のようになります。表面の仕上がりが悪く、強度や外観に影響を及ぼします。
関係のある用語です。
クレータは、溶接の終端でアークを止めた際にできる窪みのことです。放置すると割れの原因になるため、適切な処理が必要です。
関係のある用語です。
オーバラップは、溶接金属が母材に融合せずに表面に乗ってしまう状態で、見た目には盛り上がっていても内部で接合されていない欠陥です。
関係のない用語です。
これはコンクリート工事における用語で、打設が途中で途切れたことで生じる継ぎ目のことです。溶接とは無関係です。
コールドジョイントは鉄骨溶接ではなくコンクリート工事に関係する言葉で、溶接欠陥とは関連がありません。他の用語はすべて溶接に関する不具合として使われます。
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