2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問28 (2 問16)

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問題

2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)前期 問28(2 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

カテナリちょう架式電車線に関する用語として、不適当なものはどれか。
  • エンドアプローチ
  • 可動ブラケット
  • ハンガ
  • ちょう架線

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、鉄道や路面電車で使われるカテナリちょう架式電車線(トロリー線)に関する用語の中で、内容として適切でないものを見分けるものです。

 

カテナリちょう架式は、ちょう架線(支持線)とトロリー線(電車がパンタグラフで接する線)をハンガでつなぎ、張力をかけて吊る構造の電車線方式です。高速走行に適した構造で、新幹線や在来線の多くで使われています。

選択肢1. エンドアプローチ

不適当な用語です。
「エンドアプローチ」は、建築や構造設計分野で使われる用語であり、電車線やカテナリ構造には用いられません。
カテナリちょう架式電車線に関する技術用語としては不適当です。

 

この問題は、不適当なものを選ぶ問題なので、この選択肢が正解です。

選択肢2. 可動ブラケット

正しい用語です。
架線の曲線部分や分岐部において、トロリー線の位置を変化に応じて支えるために使われる装置です。電車線を柔軟に支える役割があります。

選択肢3. ハンガ

正しい用語です。
ハンガは、ちょう架線とトロリー線を垂直につなぎ、一定間隔で電車線を吊る部材です。カテナリ構造の基本構成要素です。

選択肢4. ちょう架線

正しい用語です。
トロリー線を吊るための上側の支持線のことで、カテナリ構造を構成する主部材です。ここに張力を与え、下のトロリー線がたるまず安定します。

まとめ

カテナリちょう架式電車線では、「ちょう架線」「ハンガ」「可動ブラケット」のような電車線構造に関わる専門用語が使われます。「エンドアプローチ」はこれらの分野に該当しない言葉です。

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02

カテナリちょう架式電車線とは、電車に電力を供給する架線方式の一つです。

トロリ線をハンガーで吊り下げる方式です。

トロリ線とは、鉄道車両に電力を供給する接触電線です。


 

選択肢1. エンドアプローチ

誤った内容です。

鉄道構造物(橋等)の端部の接続部部に使用される用語ですが、ちょう架線とは関連性が低いと見られます。


 

選択肢2. 可動ブラケット

電車線の構成要素であり、正しい内容です。

ちょう架線を支持する為の金具で、可動式なので位置を柔軟に変えられます。


 

選択肢3. ハンガ

電車線の構成要素であり、正しい内容です。

カテナリちょう架式では、ちょう架線とからトロリ線を吊り下げるための部材を指します。


 

選択肢4. ちょう架線

電車線の構成要素であり、正しい内容です。

トロリ線を支えるための支える為のものです。


 

まとめ

方式によって、構造が異なるので、それぞれの方式に使用される部材をおさえておきましょう。

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