2級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問27 (2 問15)
問題文
構内情報通信網(LAN)に関するイーサネットの規格において、UTPケーブルを使用するものとして、不適当なものはどれか。
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問題
2級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)前期 問27(2 問15) (訂正依頼・報告はこちら)
構内情報通信網(LAN)に関するイーサネットの規格において、UTPケーブルを使用するものとして、不適当なものはどれか。
- 100 BASE-TX
- 1000 BASE-T
- 1000 BASE-SX
- 2.5G BASE-T
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、構内情報通信網(LAN)で使用されるイーサネットの通信規格とケーブルの種類の対応について理解しているかを問うものです。
UTPケーブル(Unshielded Twisted Pair)は、シールドのないツイストペアケーブルで、一般家庭やオフィスのLAN配線で広く使われています。イーサネットの規格によっては、光ファイバーなど別の伝送媒体を使うものもあります。
適切な規格です。
最大100Mbpsの通信速度で、UTPケーブル(カテゴリー5以上)を使います。非常によく使われている規格です。
適切な規格です。
最大1Gbpsの速度で、UTPケーブル(カテゴリー5e以上)を使います。オフィスや家庭の高速LANで広く普及しています。
不適当な規格です。
この規格は光ファイバー(マルチモード光ファイバー)を使用します。UTPケーブルは使いません。SXは「Short Wavelength(短波長)」の略で、光伝送が前提です。
この問題は、不適当なものを選ぶ問題なので、この選択肢が正解です。
適切な規格です。
最大2.5Gbpsの通信に対応し、UTPケーブル(カテゴリー5eまたは6)で使用可能です。
近年の高速LANに対応した規格です。
1000 BASE-SXは、UTPケーブルではなく光ファイバーを使用する規格です。そのため、UTPケーブルを使用するという条件には当てはまりません。他の選択肢はすべてUTPケーブル対応です。
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02
LANとは、同じ建物内やキャンパス内等の限られた範囲で構築されたネットワークです。
イーサネット規格とは、パソコンや機器を有線で接続して通信する際の標準規格です。
ケーブルや差込口の形を統一することで、メーカーの異なる機器同士でも接続できるようになっています。
UTPケーブルとは、LANケーブルの一種です。シールド処理されていないペアの撚りケーブルで、電話回線やコンピュータのネットワークなどで広く使用されています。
シールド処理とは、外部ノイズを遮断する為の処理です。
シールド処理をすることで、外部ノイズを遮断して、通信が安定します。
UTPの他にSTPケーブルもあります。
こちらは、先述のシールド処理が施されているペアの撚りケーブルとなります。
正しい内容です。
100 BASE-TXとは、通信速度最大100Mbpsで通信できるイーサネットの仕様の一つです。
正しい内容です。
1000 BASE-Tとは、通信速度最大1Gbpsで通信できるイーサネットの仕様の一つです。
誤った内容です。
1000 BASE-SXとは、通信速度最大1Gbpsで通信できるイーサネットの仕様の一つです。
ただし、こちらは、光ファイバーの規格であり、UTPケーブルは使用できません。
正しい内容です。
2.5G BASE-Tとは、通信速度最大2.5Gbpsで通信できるイーサネットの仕様の一つです。
光ファイバーの規格で、UTPケーブルは使用できないことをおさえておきましょう。
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