建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問114 (給水及び排水の管理 問114)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問114(給水及び排水の管理 問114) (訂正依頼・報告はこちら)
- 受水槽を屋外に設置する場合は、防護フェンスをめぐらせ出入口に施錠する。
- 貯水槽の下部、周囲には60cm 以上、上部には100cm 以上の点検スペースを確保する。
- 流入管は、吐水時の波立ちを防止するため、吐水部を水面下に水没させる。
- 大容量の貯水槽の場合は、槽内に迂回壁を設置して滞留水の発生を抑制する。
- 有効容量が2m3以上の貯水槽は、水槽本体との取付部に水密性をもたせた通気管を設ける。
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この過去問の解説 (1件)
01
流入管の吐水部を水面下に水没させるという説明は誤りです。
給水管の先端は必ず水面より上に離し、空気層(エアギャップ)をつくっておくことが衛生基準になっています。吐水部を水没させると、逆流や寄生虫などの混入リスクが高まるため、汚染防止の観点から許されません。
動物や不審者の侵入を防ぎ、水質を守る基本的な対策です。適切です。
清掃・点検作業を安全に行うための余裕空間を確保する方針であり、数値も実務で用いられる範囲に収まっています。
基準では「吐水口を水面より十分上に設け、逆流防止の空間をとる」と定めています。水没は汚染原因となるため不適当です。
水の流路を長くして滞留域を減らす設計は、水質劣化防止に有効とされています。
通気管からの虫や雨水の侵入を防ぎ、圧力差を解消するために水密構造が必要とされています。
貯水槽の衛生管理では、逆流や外部混入を防ぐ構造が必須です。流入管の空気だまり(エアギャップ)は最も基本的な対策なので、水没させる設計は安全基準に反します。
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