建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問113 (給水及び排水の管理 問113)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問113(給水及び排水の管理 問113) (訂正依頼・報告はこちら)

給水設備に関する配管材料とその接合方法との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管 ――― フランジ接合
  • 銅管 ―――――――――――――――――― 差込みろう接合
  • ステンレス鋼管 ――――――――――――― フランジ接合
  • ポリブテン管 ―――――――――――――― 接着接合
  • 硬質ポリ塩化ビニル管 ―――――――――― 接着接合

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この過去問の解説 (1件)

01

ポリブテン管 と 接着接合 の組合せが不適当です。ポリブテンはポリエチレン系と同じく溶剤に溶けにくく、接着剤では強固な接合が得られません。実際には熱融着(電気融着・ソケット融着)や金属スリーブによる機械接合が使われます。

選択肢1. 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管 ――― フランジ接合

大口径や機器接続部ではフランジを使い、耐食ライニング鋼管でも一般的な方法です。

選択肢2. 銅管 ―――――――――――――――――― 差込みろう接合

管を差し込み、ろう材で加熱接合する方法(ロウ付け)が標準です。内容は適切です。

選択肢3. ステンレス鋼管 ――――――――――――― フランジ接合

耐圧・分解点検を考慮し、ステンレス管でもフランジが多用されます。

選択肢4. ポリブテン管 ―――――――――――――― 接着接合

ポリブテンは溶剤接着できないため、接着接合は採用されません。熱融着やメカニカル継手が正しい方法です。

選択肢5. 硬質ポリ塩化ビニル管 ―――――――――― 接着接合

塩ビは専用溶剤で管と継手を溶かし一体化させる接着接合が標準で、説明と合っています。

まとめ

樹脂管の接合方法は材料の溶解性で決まります。塩ビ管は接着、ポリブテンやポリエチレン管は熱融着または機械接合と覚えておくと、適切な組合せを判断しやすくなります。

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