建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問110 (給水及び排水の管理 問110)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問110(給水及び排水の管理 問110) (訂正依頼・報告はこちら)
- 残留塩素濃度の定期検査は、最もその濃度が低いと考えられる末端給水栓で行う。
- 飲料水系統の給水管における赤水などの恒久対策として、防錆剤を使用する。
- 飲料水系統配管の維持管理においては、管の損傷、錆、腐食及び水漏れの有無を定期に点検することが重要である。
- 給水設備の老朽化に伴って、水量・水圧が減少することがある。
- 水質検査の結果、病原生物などが水質基準を超えて水に含まれ、人の健康を害するおそれがある場合は、直ちに給水停止措置をとる。
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この過去問の解説 (1件)
01
飲料水系統の給水管における赤水などの恒久対策として、防錆剤を使用する。
防錆剤の注入は応急または短期的な改善策にとどまり、配管そのものを更新する、内面をライニングするなどの恒久対策とは位置づけられません。そのため、この説明が不適当です。
残留塩素は配管末端で減少しやすいため、衛生管理上いちばん厳しい地点で測定するのが適切です。
防錆剤は水中に化学成分を添加して一時的に錆を抑える方法で、長期的には配管更生や更新が必要です。恒久対策と呼ぶのは誤りです。
漏水や赤水を早期発見するために、定期点検は欠かせません。
内面の錆やスケール付着で流路が狭くなると、流量・圧力が低下します。
利用者の安全確保のため、水の供給を止めて原因究明と改善を行うことが求められます。
給水管の劣化対策は、防錆剤=応急、配管更新=恒久と覚えると混同を防げます。恒久対策には根本的な材料・構造の改善が必要です。
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