建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問84 (空気環境の調整 問84)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問84(空気環境の調整 問84) (訂正依頼・報告はこちら)

1台73dB(A)の騒音を発する機械を、測定点から等距離に6台同時に稼働させた場合の騒音レベルとして、最も近いものは次のうちどれか。ただし、log102=0.3010、 log103=0.4771とする。
  • 76dB(A)
  • 78dB(A)
  • 81dB(A)
  • 438dB(A)
  • 568dB(A)

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この過去問の解説 (1件)

01

81dB(A) が最も近い値です。1台の音の大きさに 「10×log₁₀(台数)」 を足すと、同時に動くときの合計レベルを求められます。6台では約7.8dB増えるため、73dB+7.8dB≒81dBになります。

【計算の流れ】

同じ機械が同じ距離にあるとき、音の強さ(エネルギー)は足し算で増えます。

デシベル表示に直すときは、10×log₁₀(台数)を使います。

log₁₀6=log₁₀2+log₁₀3=0.3010+0.4771=0.7781

追加分=10×0.7781=7.8dB(おおよそ)

合計レベル=73dB+7.8dB≒80.8dB → 四捨五入で81dB

選択肢1. 76dB(A)

増加分が3dB程度しかない計算ですが、台数が6台なら7.8dB増えるので小さすぎます。

選択肢2. 78dB(A)

計算上は5dB程度増えた値です。6台だと足りません。

選択肢3. 81dB(A)

7.8dB増えた結果に最も近い値です。

選択肢4. 438dB(A)

現実的でない大きな数字で、計算値から大きく外れます。

選択肢5. 568dB(A)

非現実的で、桁違いに大きい値です。

まとめ

複数の同じ音源があるときは、合計レベル=単体レベル+10×log₁₀(台数) が基本式です。台数が増えると音は大きくなりますが、倍にしても+3dB程度なので、思ったほど大きくはならない点がポイントです。

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