建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問83 (空気環境の調整 問83)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問83(空気環境の調整 問83) (訂正依頼・報告はこちら)
- 軽量床衝撃音の対策として、床仕上げ材の弾性の向上がある。
- 重量床衝撃音は、衝撃源自体の衝撃力が高周波数域に主な成分を含む。
- 軽量床衝撃音の衝撃源は、重量床衝撃音の衝撃源と比べて硬いことが多い。
- 重量床衝撃音の対策として、床躯体構造の曲げ剛性の増加がある。
- 床衝撃音に対しては、一般に学校よりもホテルの方が高い遮音性能が求められる。
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この過去問の解説 (1件)
01
重量床衝撃音は、衝撃源自体の衝撃力が高周波数域に主な成分を含む。
重量床衝撃音のエネルギーは主に低い周波数に集中します。高周波成分が多いのは軽量床衝撃音です。したがって、この記述だけが内容と合わず不適当です。
小さく硬いものが落ちると高い音が出やすいです。表面にクッション性のある材料を敷くと衝撃が和らぎ、音も減ります。
重量床衝撃音の代表はゴムボール落下などで、低い音が中心です。高い周波数が主になるという説明は間違いです。
軽量側は小さなハンマーやタッピングマシンなど硬いもの、重量側はゴムボールなど柔らかいものを使います。この違いが周波数特性を分けます。
床を厚くしたり、梁を強くしたりしてたわみを減らすと低音の振動が抑えられます。重量床衝撃音対策として有効です。
ホテルや集合住宅では静けさが重視されるため、学校より厳しい遮音基準が設定されるのが普通です。
床衝撃音は軽量=高い音、重量=低い音という違いが基礎になります。対策も高音は床材のクッション性、低音は構造の剛性や質量を高める方法が中心です。問題の文はこの周波数特性を取り違えていた点が誤りでした。
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