クレーン・デリック運転士 過去問
令和6年(2024年)4月
問15 (関係法令 問5)
問題文
クレーンの自主検査及び点検に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和6年(2024年)4月 問15(関係法令 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
クレーンの自主検査及び点検に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- 1年以内ごとに1回行う定期自主検査における荷重試験は、定格荷重に相当する荷重の荷をつって、つり上げ、走行等の作動を定格速度により行うものとする。
- 1か月以内ごとに1回行う定期自主検査においては、巻過防止装置の異常の有無について検査を行わなければならない。
- 作業開始前の点検においては、ワイヤロープが通っている箇所の状態について点検を行わなければならない。
- 定期自主検査又は作業開始前の点検を行った場合において、異常を認めたときは、直ちに補修しなければならない。
- 定期自主検査を行ったときは、当該自主検査結果をクレーン検査証に記録しなければならない。
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この過去問の解説 (2件)
01
クレーンの自主検査及び点検に関する問題です。
自主検査の内容はしっかり把握しておかないと、まともに点検ができないので、免許を取る前に覚えておきましょう。
正しい記述です。
1年以内ごとに1回行う定期自主検査における荷重試験は、定格荷重に相当する荷重の荷をつって、つり上げ、走行等の作動を定格速度により行うと定められています。
定格荷重が別のものに置き換わって出題される事が多いので、注意して下さい。
正しい記述です。
1か月以内ごとに1回行う定期自主検査においては、巻過防止装置の異常の有無について検査を行わなければいけません。
1ヵ月が半年や1年などと出題される事もあるので、しっかり覚えましょう。
正しい記述です。
作業開始前の点検においては、ワイヤロープが通っている箇所の状態について点検を行わなければならないと定められています。
この点検を怠るとワイヤロープが切れるなどの事故につながります。
正しい記述です。
定期自主検査又は作業開始前の点検を行った場合において、異常を認めたときは、直ちに補修しなければいけません。当然です。
問題によっては、使用してから補修などと出題される事があります。
定期自主検査を行ったときは、当該自主検査結果を3年間保管しなければいけませんが、クレーン検査証に記録する必要はありません。
点検の期間や、点検方法など出題される事が多いですが、これは実務でも重要な内容なので理解しておきましょう。
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02
この問題は「クレーンの自主検査および点検」に関する法令
特に労働安全衛生規則第151条の88~92あたりが根拠となっています。
正しい記述です。
定期自主検査では荷重試験を行うことが求められています。
内容は「定格荷重をかけた状態で、つり上げ・走行などを定格速度で動作させる」
とされています。
正しい記述です。
定期自主検査(月次)では
・巻過防止装置
・過負荷防止装置
などの異常の有無を検査しなければなりません。
正しい記述です。
作業開始前には
ワイヤーロープが通っている箇所の状態(滑車やドラムなど)
も点検項目に含まれています。
正しい記述です。
異常が認められた場合は
直ちに補修・整備等の措置を講じなければならない
と定められています。
誤った記述です。
定期自主検査の結果は
「記録を作成し、保存する義務」はありますが
「クレーン検査証」へ記録する義務はありません。
「クレーン検査証」という名称は法律上では使われていません。
自主検査の結果は検査記録として3年間保存する必要があります。
他にも点検・検査関連はよく出るので
「日常点検」「定期自主検査(年・月)」「記録義務」
の3つの区別を覚えておくとバッチリです。
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