クレーン・デリック運転士 過去問
令和6年(2024年)4月
問10 (クレーン及びデリックに関する知識 問10)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和6年(2024年)4月 問10(クレーン及びデリックに関する知識 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
- 巻上げ装置にデリック用ウインチを使用するものでは、巻上げは原動機を正転させ、巻下げは原動機を逆転させることにより行う。
- デリック用ウインチの原動機は、台枠後方に取り付けられる。
- デリック用ウインチには、単胴式と複胴式がある。
- 旋回に使用されるスインガードラムは、ウインチドラムの前側に設けられ、旋回用ワイヤロープが巻き付けられた二つのドラムを作動させることにより、ブームを旋回させるものである。
- 巻上げ装置の巻上げ用ワイヤロープは、ブーム先端のシーブ、マスト下部のシーブ、マストステップの下のシーブを経てドラムに巻き取られる。
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この過去問の解説 (2件)
01
ガイデリックは1本の傾斜したマスト(ジンポール)をガイロープで支持し
巻き上げ装置や旋回装置によって荷の移動を行うクレーンの一種です。
作動装置にはウインチ、ドラム、ワイヤーロープ、シーブなどが含まれ
それぞれの配置や作動原理を正しく理解することが安全で効率的な運用に不可欠です。
不適切です。
デリック用ウインチでは巻き上げ巻下げともに
原動機の正転(同一方向)で行いクラッチやブレーキの操作によって
ドラムを制御するのが一般的です。
原動機の逆転で巻き下げる構造にはなっていません。
適切です。
デリック用ウインチの原動機は通常、
台枠の後方に配置されウインチの駆動を行います。
適切です。
ウインチの構造には単胴式(ドラム1個)と復胴式(ドラム2個)があり
用途や制御方法に応じて使い分けられます。
適切です。
スインガードラム(旋回用ドラム)は左右の旋回用ワイヤーロープを
それぞれ巻きつけて両方のドラムの操作でブームを旋回させます。
位置もウインチドラムの前側に配置されます。
適切です。
巻き上げ用ワイヤーロープは
ブーム先端・マスト下部・マストステップの下・ドラム
という経路をたどって巻き取られるのが通常の構造です。
この問題ではガイデリックの作動装置に関する知識が問われています。
正解の選択肢の記述は巻き上げ巻下げの操作方法を誤っており
原動機を逆転させる構造は一般的ではないため不適切です。
その他の選択肢は装置の構造・配置に関して正しい内容となっています。
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02
ガイデリックの作動装置に関する問題です。
作動装置の仕組みを正しく知っておくのは、安全作業につながるので忘れないようにしましょう。
原動機は逆転という動作はなく、同じ方向を常に回転し、その後ブレーキやクラッチなどの操作を行います。
正しい記述です。
デリック用ウインチの原動機は、台枠後方に取り付けられます。前方と間違えないようにしましょう。
正しい記述です。
デリック用ウインチには、単胴式と複胴式があります。
ちなみに動力伝達の歯車には、平歯車が使用されています。
正しい記述です。
旋回に使用されるスインガードラムは、ウインチドラムの前側に設けられ、旋回用ワイヤロープが巻き付けられた二つのドラムを作動させることにより、ブームを旋回させるものとなります。
ガイデリックは360°旋回まで対応していますが、何度も旋回する事はできません。
正しい記述です。
巻上げ装置の巻上げ用ワイヤロープは、ブーム先端のシーブ、マスト下部のシーブ、マストステップの下のシーブを経てドラムに巻き取られる構造となります。
デリックの作動装置は一見複雑そうに見えますが、順番に見ていくと比較的分かりやすい構造なので、しっかり理解しておいて下さい。
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