クレーン・デリック運転士 過去問
令和6年(2024年)4月
問8 (クレーン及びデリックに関する知識 問8)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和6年(2024年)4月 問8(クレーン及びデリックに関する知識 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- 二又デリックは、下端が互いに交差する2本のマストを2本以上のガイロープにより後方から支えるもので、旋回は、通常240°まで可能である。
- 鳥居形デリックは、2本の直立したマストを2本のガイロープにより後方から支えるもので、旋回角度はガイロープにより制限され、通常は180°が限度である。
- ジンポールデリックは、1本の傾斜したマストを2本のステーにより後方から支えるもので、旋回角度はステーにより制限され、通常は180°が限度である。
- ガイデリックは、1本の傾斜したマストを2本のガイロープにより支えるもので、ブームはガイロープをくぐるようにして旋回するが、旋回角度はガイロープにより制限され、通常は240°が限度である。
- スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常90°に開いた2本のステーにより後方から支えるもので、旋回角度は通常240°が限度である。
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この過去問の解説 (2件)
01
デリックの種類及び型式に関する問題です。
この問題ではデリックの旋回の有無や角度に関する内容が出題されるので、それぞれの角度はしっかり覚えましょう。
二又デリックは、下端が互いに交差する2本のマストを2本以上のガイロープによって支えるものとなり、そもそも旋回自体できません。
鳥居形デリックは、2本の直立したマストを2本のガイロープにより後方から支えるものですが、旋回自体できません。
ジンポールデリックは、1本の傾斜したマストを2本ではなく3本以上のガイロープによって支えられますが、旋回自体できません。
ガイデリックは、1本の傾斜したマストを2本ではなく6本以上のガイロープにより支えるものとなり、旋回角度は240°ではなく360°となります。
正しい記述です。
スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常90°に開いた2本のステーにより後方から支えるもので、旋回角度は通常240°となります。この角度は忘れないようにしましょう。
各デリックごとの旋回の有無や角度は良く出題されるので、覚えておきましょう。
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02
デリックは荷を吊り上げるための起重機の一種で
その構造や支え方に応じていくつかの種類・型式があります。
この問題ではそれぞれの型式の特徴(構造・支え方・旋回角度)に関する知識が求められます。
不適切な記述です。
「旋回は通常240°まで可能である」とありますが
二又デリックの旋回はガイロープにより制限され最大180°が限界です。
不適切な記述です。
鳥居型デリックはジブが鳥居のような形でガイロープを使用しない型式です。
問題文の記述にあるようにガイロープで後方支持する構造は鳥居型の説明としては誤りです。
不適切な記述です。
ジンポールデリックは1本の直立マストを用いジブの支点がマストに固定された構造です。
ステーで支持するのではない。という記述と合致しないため誤りとなります。
不適切な記述です。
ガイデリックでは2本のマストとそれを支える多数のガイロープで構成され
旋回は360°可能な構造が一般的です。
問題文の「旋回角度が240°に制限される」という記述は誤りとなります。
適切な記述です。
スチフレッグデリックは1本の直立マストを90°に開いた2本のステー(スチフレッグ)で支持する構造です。
旋回角度は約240°が一般的です。
デリックは型式によって構造や旋回範囲が異なり
スチフレッグデリックはその特徴を正確に述べています。
支え方や旋回角度の説明を理解しておくことが大切です。
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