クレーン・デリック運転士 過去問
令和6年(2024年)4月
問4 (クレーン及びデリックに関する知識 問4)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和6年(2024年)4月 問4(クレーン及びデリックに関する知識 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
- 巻上げ ―――― 重錘形リミットスイッチを用いた巻過防止装置
- 巻下げ ―――― ねじ形リミットスイッチを用いた巻過防止装置
- 起伏 ――――― 傾斜角指示装置
- 横行 ――――― 横行車輪直径の4分の1以上の高さの車輪止め
- 走行 ――――― 走行車輪直径の3分の1以上の高さの車輪止め
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この過去問の解説 (2件)
01
クレーンには各種の運動(巻き上げ・巻下げ・起伏・走行・横行)に対して
安全を確保するための装置が設置されます。
この問題では「運動と安全装置の組み合わせ」の中から
技術基準や法令に照らし合わせて適切でないものを選ぶ必要があります。
各選択肢を1つずつ検証し誤った組み合わせを見つけましょう。
適切な組み合わせです。
巻き上げ動作ではフックや荷が上限を超えないように
「重錘形リミットスイッチ」が用いられます。
重錘の動きを利用してスイッチを動作させる仕組みです。
適切な組み合わせです。
巻下げ動作ではワイヤーの過剰な巻出しを防ぐために
「ねじ形リミットスイッチ」が用いられます。
ワイヤーのねじれを検知して動作します。
適切な組み合わせです。
起伏動作(ジブの上げ下げ)ではジブの角度を監視する
「傾斜角指示装置」が設置されます。
過大な角度による転倒を防止します。
適切な組み合わせです。
横行動作ではクレーンの移動を止めるため「車輪止め」が必要です。
車輪直径の4分の1以上の高さが基準とされています。
不適切な組み合わせです。
走行動作に対する車輪止めの高さは車輪直径の「6分の1以上」が基準です。
「3分の1以上」は過剰であり誤った規定です。
「走行」の車輪止めは「6分の1以上」と覚えましょう。
・横行は車輪直径の4分の1以上
・走行は車輪直径の6分の1以上(3分の1以上は誤り)
他の組み合わせは適切なので数値や装置名をセットで覚えておけば
類似問題も難なく解けます。
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02
クレーンの安全装置に関する問題です。
安全装置は作業者の安全に直結する内容なので、確実に覚えておきましょう。
正しい記述です。
巻上げの安全装置として、重錘形リミットスイッチを用いた巻過防止装置があります。
正しい記述です。
ねじ形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は巻下げはもちろん、巻上げの安全装置としても機能します。
正しい記述です。
傾斜角指示装置は起伏に関わる安全装置です。
正しい記述です。
横行車輪直径の4分の1以上の高さの車輪止めは横行に関わる安全装置です。2分の1と間違えないようにしましょう。
走行車輪直径の3分の1以上ではなく、2分の1以上の高さの車輪止めが走行に関する安全装置となります。
安全装置は他にも数多くありますが、どれも災害防止を第一に設置されているので、しっかり復習しておきましょう。
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