クレーン・デリック運転士 過去問
令和2年(2020年)10月
問36 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問36)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和2年(2020年)10月 問36(クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問36) (訂正依頼・報告はこちら)

図のように、水平な床面に置いた質量Wの物体を床面に沿って引っ張り、動き始める直前の力Fの値が980Nであったとき、Wの値は( 1 )~( 5 )のうちどれか。
ただし、接触面の静止摩擦係数は0.2とし、重力の加速度は9.8m/s2とする。
問題文の画像
  • 20 kg
  • 200 kg
  • 333 kg
  • 500 kg
  • 1,921 kg

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

最大静止摩擦力=静止摩擦係数×垂直力

の公式に当てはめてWの値を求めます。

980N=0.2×W㎏×9.8m/s²

980=1.96W

W=500

よって、Wの値は500㎏ということになります。

参考になった数22

02

摩擦係数に関する問題です。

この問題では摩擦力の公式をしっかり押さえる事が問題を解くポイントとなります。

選択肢4. 500 kg

摩擦力は摩擦係数×垂直力となり、垂直力は質量×加速度で求めるので

980=0.2×W×9.8となり、

W=500kgとなります。

まとめ

意外と垂直力の公式を忘れがちになりますが、質量×加速度をしっかり覚えておきましょう。

参考になった数0

03

動き始める直前の力=静止摩擦係数×垂直抗力で求めることができます。  

垂直抗力は質量×重力の加速度で求めることができます。  以上を踏まえて問題を見てみましょう。

選択肢1. 20 kg

誤りです。  

動き始める直前の力=静止摩擦係数×垂直抗力に当てはめて計算すると異なります。

選択肢2. 200 kg

誤りです。  

動き始める直前の力=静止摩擦係数×垂直抗力に当てはめて計算すると異なります。

選択肢3. 333 kg

誤りです。  

動き始める直前の力=静止摩擦係数×垂直抗力に当てはめて計算すると異なります。

選択肢4. 500 kg

正しいです。  

動き始める直前の力=静止摩擦係数×垂直抗力に当てはめてみますと、  

980=0.2×W×9.8  

980=1.96×W  

W=500 となります。

選択肢5. 1,921 kg

誤りです。  

動き始める直前の力=静止摩擦係数×垂直抗力に当てはめて計算すると異なります。

まとめ

動き始める直前の力=静止摩擦係数×垂直抗力の公式を覚えておくと解くことができます。  

垂直抗力は質量に重力の加速度を掛けることを忘れないようにしましょう。

参考になった数0