クレーン・デリック運転士 過去問
令和2年(2020年)10月
問37 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問37)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和2年(2020年)10月 問37(クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問37) (訂正依頼・報告はこちら)

荷重に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
  • クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。
  • クレーンのフックには、ねじり荷重と圧縮荷重がかかる。
  • クレーンの巻上げドラムには、曲げ荷重とねじり荷重がかかる。
  • 片振り荷重と衝撃荷重は、動荷重である。
  • 荷を巻き下げているときに急制動すると、玉掛け用ワイヤロープには、衝撃荷重がかかる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1 .正しいです。
クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、引張荷重と曲げ荷重がかかります。

2 .誤りです。
クレーンのフックには、引張荷重と曲げ荷重がかかります。

3 .正しいです。
クレーンの巻上げドラムには、曲げ荷重とねじり荷重がかかります。

4 .正しいです。
動荷重とは、衝撃荷重と繰り返し荷重の2つに分類されます。
片振り荷重とは繰り返し荷重の1つでワイヤーロープやウインチの軸受けなどに作用されます。

5 .正しいです。
荷を巻き下げているときに急制動すると、玉掛け用ワイヤロープには、つり荷よりも大きな荷重がかかるので、衝撃荷重に分けられます。

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02

荷重に関する問題です。

それぞれの荷重がどのようにかかるのかを知る事はクレーンを安全に使用する事にもつながるので、しっかり内容を把握しましょう。

選択肢1. クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。

正しい記述です。

クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、引張荷重と曲げ荷重がかかります。

選択肢2. クレーンのフックには、ねじり荷重と圧縮荷重がかかる。

クレーンのフックには、ねじり荷重と圧縮荷重ではなく、曲げ荷重と引張荷重がかかります。

選択肢3. クレーンの巻上げドラムには、曲げ荷重とねじり荷重がかかる。

正しい記述です。

クレーンの巻上げドラムには、曲げ荷重とねじり荷重がかかります。

選択肢4. 片振り荷重と衝撃荷重は、動荷重である。

正しい記述です。

片振り荷重と衝撃荷重は、動荷重となります。

この2つは覚えておきましょう。

選択肢5. 荷を巻き下げているときに急制動すると、玉掛け用ワイヤロープには、衝撃荷重がかかる。

正しい記述です。

荷を巻き下げているときに急制動すると、玉掛け用ワイヤロープには、衝撃荷重がかかります。

まとめ

それぞれの荷重についての問題は出題率が高いので、しっかり覚えておきましょう。

参考になった数0

03

荷重とは物体に外部から作用する力であり、大きく分けると

与えられた状態が続く静荷重と時間と共に変化する動荷重があります。

早速問題を見ていきましょう。

選択肢1. クレーンのシーブを通る巻上げ用ワイヤロープには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。

正しいです。

天井クレーンのガーダにかかる荷重も引張荷重と曲げ荷重になります。

 

選択肢2. クレーンのフックには、ねじり荷重と圧縮荷重がかかる。

誤りです。

クレーンのフックには引張荷重と曲げ荷重がかかります。

引張荷重は材料の両端を外側に引っ張る荷重、

曲げ荷重は力がかかった際に材料を曲げる荷重となります。

選択肢3. クレーンの巻上げドラムには、曲げ荷重とねじり荷重がかかる。

正しいです。

ねじり荷重は材料をねじるように働く荷重になります。

選択肢4. 片振り荷重と衝撃荷重は、動荷重である。

正しいです。

他に両振り荷重も動荷重となります。

選択肢5. 荷を巻き下げているときに急制動すると、玉掛け用ワイヤロープには、衝撃荷重がかかる。

正しいです。

玉掛けワイヤーロープが緩んでいる状態から急速巻き上げを行った時も衝撃荷重がかかります。

まとめ

曲げ荷重、引張荷重、ねじり荷重、せん断荷重、圧縮荷重がそれぞれどういった時にかかる荷重か

覚えておくことが大切です。

参考になった数0