クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年(2018年)10月
問18 (関係法令 問18)
問題文
「デリックの巻過防止装置については、フック、グラブバケット等のつり具の上面又は当該つり具の巻上げ用シーブの上面と、ブームの先端のシーブ等当該上面が接触するおそれのある物(ブームを除く。)の下面との間隔が[ A ]m以上(直働式の巻過防止装置にあっては[ B ]m以上)となるように調整しておかなければならない。」
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成30年(2018年)10月 問18(関係法令 問18) (訂正依頼・報告はこちら)
「デリックの巻過防止装置については、フック、グラブバケット等のつり具の上面又は当該つり具の巻上げ用シーブの上面と、ブームの先端のシーブ等当該上面が接触するおそれのある物(ブームを除く。)の下面との間隔が[ A ]m以上(直働式の巻過防止装置にあっては[ B ]m以上)となるように調整しておかなければならない。」
- A:0.05 B:0.15
- A:0.05 B:0.25
- A:0.15 B:0.25
- A:0.25 B:0.05
- A:0.25 B:0.15
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この過去問の解説 (3件)
01
「デリックの巻過防止装置については、フック、グラブバケット等のつり具の上面又は当該つり具の巻上げ用シーブの上面と、ブームの先端のシーブ等当該上面が接触するおそれのある物(ブームを除く。)の下面との間隔が0.25m以上(直働式の巻過防止装置にあっては0.05m以上)となるように調整しておかなければなりません。」
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02
デリックの巻過防止装置に関わる問題です。
この問題では数値の暗記が必要ですが、一度覚えてしまえば忘れないと思うので、しっかり覚えておきましょう。
ブームの先端のシーブ等当該上面が接触するおそれのある物の下面との間隔が0.25m以上となり、直働式の巻過防止装置にあっては0.05m以上となるのでこの選択肢が正しいです。
ブームの先端のシーブ等当該上面が接触するおそれのある物の下面との間隔さえ覚えておけば、ある程度消去法でも解く事ができますが、出来れば全て覚えておくと安心です。似たような数値なので間違えやすいですが、しっかり押さえておきましょう。
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03
デリックの巻過防止装置は、フックやバケットの巻き上げ過ぎによって起こる装置や構造物への接触事故を防止する重要な安全装置です。作業中の不意な接触による破損や災害を防ぐため、法令ではその調整基準が明確に定められています。本問では、その基準となる間隔の数値に関する正しい組合せを問われています。
労働安全衛生規則第256条の規定により、デリックの巻過防止装置に関しては以下のようにすることが義務付けられています。
・通常の巻過防止装置では、つり具の上面とブーム先端のシーブ等との間隔が0.25m以上
・直働式(スイッチが直接押し上げられる機構)の場合は、その間隔が0.05m以上
これは、装置が適切に作動する余裕を確保し、安全性を確保するためです。
デリックの安全運転には、巻過防止装置の調整が不可欠であり、適切な間隔を確保することで、巻き上げ過ぎによる事故を未然に防ぐことができます。特に、通常型と直働式では必要な最小間隔が異なるため、現場の機器に応じた正しい設定が求められます。本問は、法令に基づいた具体的な数値を問うものであり、実務上の保守点検にも直結する重要な知識です。
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