クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年(2018年)10月
問15 (関係法令 問15)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

クレーン・デリック運転士試験 平成30年(2018年)10月 問15(関係法令 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

クレーンの自主検査及び点検に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
  • 1年以内ごとに1回行う定期自主検査においては、原則として、定格荷重に相当する荷重の荷をつって行う荷重試験を実施しなければならない。
  • 1か月以内ごとに1回行う定期自主検査においては、ワイヤロープ及びつりチェーンの損傷の有無について検査を行わなければならない。
  • 定期自主検査又は作業開始前の点検を行い、異常を認めたとき、その補修は、作業開始後、遅滞なく行わなければならない。
  • 定期自主検査の結果の記録は、3年間保存しなければならない。
  • 1か月をこえる期間使用せず、当該期間中に1か月以内ごとに1回行う定期自主検査を行わなかったクレーンについては、その使用を再び開始する際に、所定の事項について自主検査を行わなければならない。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.正しいです。

1年以内ごとに1回行う定期自主検査においては、原則として、定格荷重に相当する荷重の荷をつって行う荷重試験を実施しなければなりません。

2.正しいです。

1か月以内ごとに1回行う定期自主検査においては、ワイヤロープ及びつりチェーンの損傷の有無について検査を行わなければなりません。

3.誤りです。

定期自主検査又は作業開始前の点検を行い、異常を認めたとき、その補修は、作業を開始する前に、遅滞なく行わなければなりません。

4.正しいです。

定期自主検査の結果の記録は、3年間保存しなければなりません。

5.正しいです。

1か月をこえる期間使用せず、当該期間中に1か月以内ごとに1回行う定期自主検査を行わなかったクレーンについては、その使用を再び開始する際に、所定の事項について自主検査を行わなければなりません。

参考になった数10

02

クレーンの自主検査及び点検に関する問題です。

自主検査については、主に期間などを問われる事が多いので、しっかり理解しておきましょう。

選択肢1. 1年以内ごとに1回行う定期自主検査においては、原則として、定格荷重に相当する荷重の荷をつって行う荷重試験を実施しなければならない。

正しい記述です。

1年以内ごとに1回行う定期自主検査においては、原則として、定格荷重に相当する荷重の荷をつって行う荷重試験を実施しなければならないと定められています。

1年が1ヵ月などと出題される事があるので注意して下さい。

 

選択肢2. 1か月以内ごとに1回行う定期自主検査においては、ワイヤロープ及びつりチェーンの損傷の有無について検査を行わなければならない。

正しい記述です。

1か月以内ごとに1回行う定期自主検査においては、ワイヤロープ及びつりチェーンの損傷の有無について検査を行わなければならないと定められています。

1ヵ月が1年などと出題される事があるので注意して下さい。

選択肢3. 定期自主検査又は作業開始前の点検を行い、異常を認めたとき、その補修は、作業開始後、遅滞なく行わなければならない。

異常があった時は、作業開始後ではなく作業前に補修を行う必要があります。

選択肢4. 定期自主検査の結果の記録は、3年間保存しなければならない。

正しい記述です。

定期自主検査の結果の記録は、3年間保存しなければならないと定められています。

選択肢5. 1か月をこえる期間使用せず、当該期間中に1か月以内ごとに1回行う定期自主検査を行わなかったクレーンについては、その使用を再び開始する際に、所定の事項について自主検査を行わなければならない。

正しい記述です。

1か月をこえる期間使用せず、当該期間中に1か月以内ごとに1回行う定期自主検査を行わなかったクレーンについては、その使用を再び開始する際に、所定の事項について自主検査を行わなければいけません。

まとめ

1年とか1ヵ月の違いが自主検査するものによって異なるので、各項目それぞれしっかり押さえておきましょう。

参考になった数2

03

クレーンは重量物を扱う危険な機械であるため、法令では定期的な自主検査や点検を義務づけています。これにより機器の異常を早期に発見し、重大な災害を未然に防ぐことが目的です。本問題では、クレーンの自主検査および点検に関する法令上の正しい運用が理解できているかが問われています。

選択肢1. 1年以内ごとに1回行う定期自主検査においては、原則として、定格荷重に相当する荷重の荷をつって行う荷重試験を実施しなければならない。

正しい記述です。
1年以内ごとの定期自主検査における荷重試験の実施が必要です。

選択肢2. 1か月以内ごとに1回行う定期自主検査においては、ワイヤロープ及びつりチェーンの損傷の有無について検査を行わなければならない。

正しい記述です。
月例検査においてワイヤロープやつりチェーンの損傷確認が求められています。
 

選択肢3. 定期自主検査又は作業開始前の点検を行い、異常を認めたとき、その補修は、作業開始後、遅滞なく行わなければならない。

この記述は法令に反しており、誤りです。
労働安全衛生規則第151条の62では、「異常を認めたときは、作業を開始する前に補修しなければならない」と明記されています。つまり、点検で異常を発見したにもかかわらず、作業を開始してから補修を行うことは禁止されています。安全を最優先する観点からも、作業前の補修が必須です。

選択肢4. 定期自主検査の結果の記録は、3年間保存しなければならない。

正しい記述です。
定期自主検査の結果を3年間保存する義務があります。

選択肢5. 1か月をこえる期間使用せず、当該期間中に1か月以内ごとに1回行う定期自主検査を行わなかったクレーンについては、その使用を再び開始する際に、所定の事項について自主検査を行わなければならない。

正しい記述です。
1か月以上使用していなかったクレーンを再び使用する前に自主検査を行う必要があります。これらは、いずれも労働安全衛生法令の規定に基づいた正しい対応です。

まとめ

クレーンの自主検査および点検は、現場の安全を守るために欠かせない重要な作業です。特に、異常を発見した際には、作業前に必ず補修を行い、機械を安全な状態に戻すことが求められます。本問題を通じて、点検時の対応の重要性と、作業開始の可否を適切に判断するための法令知識が問われていました。安全な作業環境の確保には、検査結果に対する的確で迅速な対応が不可欠です。

参考になった数0