クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年(2018年)10月
問12 (関係法令 問12)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成30年(2018年)10月 問12(関係法令 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
- 直径の減少が公称径の6%のワイヤロープ
- 伸びが製造されたときの長さの4%のつりチェーン
- 使用する際の安全係数が6となるシャックル
- エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイを備えていないもの
- ワイヤロープ1よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の9%の素線が切断したワイヤロープ
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この過去問の解説 (3件)
01
直径の減少が公称径の6%のワイヤロープは使用できます。
2.正しいです。
伸びが製造されたときの長さの4%のつりチェーンは使用できます。
3.正しいです。
使用する際の安全係数が6となるシャックルは使用できます。
4.誤りです。
エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイを備えていないものは使用禁止です。
5.正しいです。
ワイヤロープ1よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の9%の素線が切断したワイヤロープは使用できます。
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02
クレーンの玉掛用具に関する問題です。
どれも定められた数値を使用する事は禁止されており、使用すると大きな事故につながるものなので、確実に覚えておきましょう。
正しい記述です。
直径の減少が公称径7%以上のものは使用禁止されています。
正しい記述です。
伸びが製造されたときの長さが5%を超えたつりチェーンは使用禁止されています。
正しい記述です。
安全係数は5以上と定められています。
エンドレスでないワイヤロープで、その両端にフック、シャックル、リング又はアイを備えていないものは使用してはいけません。
正しい記述です。
ワイヤロープ1よりの間において素線の数が10%を超えたものは使用禁止となります。
覚える数値が多く、頭が痛くなりますが、こちらの問題も出題頻度が高いので、しっかり覚えておきましょう。
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03
クレーン作業において、荷を安全に吊り上げ・移動させるためには、「玉掛用具」の適正な選定と点検が欠かせません。玉掛用具は、荷の形状や重量、作業環境に応じた強度や構造を備えていなければならず、その使用については労働安全衛生規則などの法令で明確に規定されています。本問題では、法令上使用が禁止されている玉掛用具を正確に判断する力が問われます。
公称径の6%の減少であれば、使用限度(7%)に達していないため使用可能です。
伸びが4%であれば、使用限度の5%を超えていないため、まだ使用は認められます。
安全係数が6であれば、基準(ワイヤロープ・チェーン用具の安全係数5以上)を満たしており、適正です。
労働安全衛生規則第167条では、玉掛用具として使用するワイヤロープにはフック、シャックル、リングまたはアイなどの終端部を確保する構造を有していることが求められており、それらがないワイヤロープの使用は禁止されています。エンドレスロープであればこの限りではありませんが、そうでない場合は必ず両端の処理が必要です。
素線の切断が9%であれば、使用限度の10%未満であり、即座に使用禁止とはなりません。
クレーンの玉掛用具には、使用時の安全を確保するために厳しい基準が定められています。特にワイヤロープについては、端末の適正な加工がなされていないものの使用は、荷の脱落や事故の原因となるため明確に禁止されています。本問題を通じて、玉掛用具の状態や構造、使用限度についての知識を深め、現場における安全な荷役作業の実践につなげていくことが重要であるといえます。
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