クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年(2018年)10月
問8 (クレーン及びデリックに関する知識 問8)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成30年(2018年)10月 問8(クレーン及びデリックに関する知識 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- 鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより支えるもので、通常、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ・巻下げを行う。
- ガイデリックは、1本の直立したマストを6本以上のガイロープにより支えるもので、ブームはガイロープをくぐるようにして360°まで旋回する。
- ジンポールデリックは、1本のマストを3本以上のガイロープにより支えるもので、マストを傾斜させて使用する。
- スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常135°に開いた2本のガイロープにより後方から支えるもので、ブームはマストより短いものが多く、360°まで旋回する。
- 二又デリックは、2本のマストを互いに交差させ、2本以上のガイロープにより支えるもので、交差部に巻上げ用ワイヤロープが取り付けられる。
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この過去問の解説 (3件)
01
鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより支えるもので、通常、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ・巻下げを行います。
2.正しいです。
ガイデリックは、1本の直立したマストを6本以上のガイロープにより支えるもので、ブームはガイロープをくぐるようにして360°まで旋回します。
3.正しいです。
ジンポールデリックは、1本のマストを3本以上のガイロープにより支えるもので、マストを傾斜させて使用します。
4.誤りです。
スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを直角に開いた2本のステー(スチフレッグ)により後方から支えるもので、ブームはマストより長いものが多く、240°まで旋回します。
5.正しいです。
二又デリックは、2本のマストを互いに交差させ、2本以上のガイロープにより支えるもので、交差部に巻上げ用ワイヤロープが取り付けられています。
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02
デリックの種類と形式に関する問題です。
デリック自体あまり見かける事はないかもしれませんが、試験に出題される事は多いのでしっかり覚えて下さい。
正しい記述です。
鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより支えるものとなっており、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ・巻下げを行う形式になっています。
正しい記述です。
ガイデリックは、1本の直立したマストを6本以上のガイロープにより支えるものとなっており、ブームはガイロープをくぐるようにして360°まで旋回する形式になっています。
正しい記述です。
ジンポールデリックは、1本のマストを3本以上のガイロープにより支えるもので、マストを傾斜させて使用するデリックとなります。
スチフレッグデリックのブームは、マストより短いものが多いのですが、360°ではなく240°まで旋回します。
正しい記述です。
二又デリックは、2本のマストを互いに交差させ、2本以上のガイロープにより支えるものとなっており、交差部に巻上げ用ワイヤロープが取り付けられている構造となっています。
デリックの構造は若干複雑なものもありますが、特にガイデリックとスチフレッグデリックの旋回する角度は確実に覚えておきましょう。
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03
デリックは、建設現場や荷役作業で重量物を吊り上げる際に使用される揚重機の一種であり、その構造や使用目的に応じて様々な形式が存在します。デリックの種類や形式の違いを正確に理解することは、安全な操作や作業効率の向上に直結します。本問題では、代表的なデリックの構造や機能に関する知識をもとに、正しい選択が求められます。
適切な記述です。
鳥居形デリックは、横ばりでつながれた2本のマストとガイロープで支持され、つり具を組み合わせて荷を昇降させる形式です。
適切な記述です。
ガイデリックは、1本のマストを多数のガイロープで安定させ、ブームがその内側で自由に旋回可能な構造です。
適切な記述です。
ジンポールデリックは、斜めに設置されたマストを使い、簡易的に吊り作業を行う形式で、設置や移動が容易です。
この記述は不適切です。
スチフレッグデリック(Stiffleg Derrick)は、ガイロープではなく、剛性のある支柱(スチフレッグ)によってマストを後方から支持しているのが特徴です。また、この形式のデリックは一般的に360°旋回はできません。構造上、旋回角度は限られており特定の範囲内での作業に使用されます。
適切な記述です。
二又デリックは、交差させた2本のマストを使い、交差点に滑車を設置することにより荷の巻上げを行う構造です。
この問題は、デリックの代表的な形式に関する正しい理解を問うものでした。スチフレッグデリックに関しては、その名の通り「剛脚」で支持される構造であり、ガイロープを使用するものではない点が重要です。デリックの形式ごとの構造や可動範囲の違いを正確に把握することは、現場での機器選定や安全な運用に欠かせません。作業の種類や設置条件に応じた適切な形式の選択が、安全性と作業効率を高める大きな要素となるのです。
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