クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年（2018年）4月
問21 (原動機及び電気に関する知識 問21)

記述が逆になっており、直流はDC、交流はACと表されます。

電力として工場の動力用に配電される交流は、地域によって異なり、東日本は50Hｚ、西日本は60Ｈｚとされています。

交流用の電圧計や電流計の計測値は、電圧や電流の最大値ではなく実効値を表しています。

正しい記述です。

交流は、電流及び電圧の大きさ及び方向が周期的に変化するので交流と呼ばれています。

記述が逆になっており、直流は、シリコン整流器を使って交流を整流しても得られます。

誤った記述です。
直流はDC、交流はACと表記されます。逆の記載となっているので誤りです。
 

誤った記述です。
東日本では50Hz、西日本では60Hzの交流が供給されています。地域によらず60Hzという記述は誤りです。
 

誤った記述です。
交流用の電圧計や電流計は、電圧や電流の「実効値（RMS値）」を表示します。最大値（ピーク値）ではなく同等の直流電力と等価な値を示す実測値が計測されるため誤りです。

正しい記述です。
交流（AC)は時間とともに電流と電圧の向きと大きさが周期的に変化する電気です。一般家庭や工場に供給されている商用電力はこの交流であり波形としては主に正弦波の形で表されます。交流のこの特性により電圧を容易に変圧でき送電ロスを抑えて遠距離まで効率よく電力を供給できます。
 

誤った記述です。
交流から直流を得るにはシリコン整流器（ダイオードなど）を用いて整流しますが、この記述では「交流は整流器を使って直流を整流して得られる」と述べられており因果関係が逆です。整流によって直流を得るのが正しい表現です。