クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年（2018年）4月
問20 (関係法令 問20)

デリックの安全装置を臨時に取り外した後ではなく、取り外す必要が生じた段階で直ちに事業者にその旨を報告しなければいけません。

デリックの直働式以外の巻過防止装置は、つり具等の上面とブームの先端のシーブ等の下面との間隔が0.05mではなく0.25ｍ以上になるように調整しておかなければならないと定められています。

デリックの運転者は、荷をつったままで運転位置から離れてはならないですが、例外はありません。いかなる状況でも禁止されています。

正しい記述です。

デリック検査証を受けたデリックを貸与するときは、デリック検査証とともにするのでなければ、貸与してはならないルールとなっています。

そもそも、デリック明細書に記載されているブームの傾斜角の範囲をこえて使用する事自体禁止されています。

誤った記述です。
報告義務の主体は「事業者」です。「運転者」ではないため誤りです。

誤った記述です。
デリックに対して0.05ｍという数値の規定はありません。
 

誤った記述です。
「作業の性質上やむを得ない場合」でも例外はなく必ず荷を下ろす必要があります。

正しい記述です。
デリックなどを付与（リース等）する場合、検査証を添付しなければならないと明記されており安全性の確認が取れていない設備の流通を防止する目的があります。

誤った記述です。
デリックは明細書に記載されたブームの傾斜角の範囲内で使用しなければならないとされておりこれを超えて使用すること自体が法令違反であるため作業者を置けばよいという表記は誤りです。