登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問28 (人体の働きと医薬品 問8)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問28(人体の働きと医薬品 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

外皮系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  外皮系には、身体を覆う皮膚と、汗腺、皮脂腺、乳腺等の皮膚腺が含まれるが、爪や毛は含まれない。
b  体温が上がり始めると、皮膚を通っている毛細血管に血液がより多く流れるように血管が開き、体外へより多くの熱を排出する。
c  表皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質(コラーゲン、フィブリリン、エラスチン等)からなる結合組織の層である。
d  立毛筋は、気温や感情の変化などの刺激により収縮し、毛穴が隆起する立毛反射(いわゆる「鳥肌」) が生じる。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (b、c)
  • (b、d)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (2件)

01

a(誤)
外皮系には皮膚だけでなく、爪や毛も含まれます

爪や毛は皮膚の一部が変化したものなので、「含まれない」とする記述は誤りです。

 

b(正)
体温が上がると、皮膚の毛細血管が拡張し、血液の流れが増えることで体外へ熱を放散します

この仕組みによって、体温を調整しています。

 

c(誤)
表皮は主にケラチノサイト(角化細胞)で構成されており、線維芽細胞やコラーゲン、エラスチンなどの線維性タンパク質は、表皮ではなく真皮に存在します

 

d(正)
立毛筋は寒さや驚いたときなどに収縮し、毛穴が隆起することで鳥肌が生じます

選択肢1. (a、b)

誤った選択肢です。

正しいものはb、dです。

選択肢2. (a、c)

誤った選択肢です。

正しいものはb、dです。

選択肢3. (b、c)

誤った選択肢です。

正しいものはb、dです。

選択肢4. (b、d)

正しい選択肢です。

正しいものはb、dです。

選択肢5. (c、d)

誤った選択肢です。

正しいものはb、dです。

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02

外皮系に関する問題です。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.誤りです。

  爪や毛も外皮気系に含まれます。

b.正しいです。文のとおりです。

c.誤りです。

  文頭の「表皮」が誤りです。正しくは「真皮」です。

  表皮は、皮膚の最表面で、さらに「角層」、

  「透明層(手のひらと足裏のみ)」、「顆粒層」、

  「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層」の5層に分けられています。

  このうち、一番深い「基底層」で日々新しい細胞が作られています。

d.正しいです。文のとおりです。

 

以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。

選択肢4. (b、d)

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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