公認心理師 過去問
第1回 追加試験(2018年)
問150 (午後 問151)
問題文
30歳の男性A。Aは公認心理師Bによるカウンセリングを半年ほど受けていた。生活面での問題の改善がみられ、A自身も変化に実感を覚えていた。そのためBが、そろそろカウンセリングを終わりにしても良いのではないかと提案したところ、Aはすぐに合意した。「カウンセリングを通して自信がついたのでこのままやっていけると思います」とAは力強く語った。
終結のプロセスとして、不適切なものを1つ選べ。
終結のプロセスとして、不適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第1回 追加試験(2018年) 問150(午後 問151) (訂正依頼・報告はこちら)
30歳の男性A。Aは公認心理師Bによるカウンセリングを半年ほど受けていた。生活面での問題の改善がみられ、A自身も変化に実感を覚えていた。そのためBが、そろそろカウンセリングを終わりにしても良いのではないかと提案したところ、Aはすぐに合意した。「カウンセリングを通して自信がついたのでこのままやっていけると思います」とAは力強く語った。
終結のプロセスとして、不適切なものを1つ選べ。
終結のプロセスとして、不適切なものを1つ選べ。
- これまでのプロセスに関するBの見解をAに伝える。
- Aに自信があるので、今回を最終面接として終結する。
- 終結によって様々な感情が起こってもおかしくないと伝える。
- 今後、カウンセリングを受けないことへのAの不安について話し合う。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
1、〇 適切です。カウンセリングの経過に関する見解を伝えることで、A自身がこれまでのことを振り返ることが大切です。
2、× 「今回を最終面接」とすることは突然過ぎます。終結により様々な感情が沸き起こることも考えられるため、適切な対応ではありません。
3、〇 終結により様々な感情が沸き起こることがあります。
4、〇 終結により生じる不安感などについて話し合うことは終結のプロセスの中で重要です。
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02
以下に解説します。
×(適切):これまでどのようにカウンセリングを進めてきたのか、カウンセラーがクライエントに説明し振り返ることは適切です。
○(不適切):最終面接を別日に設けることで、クライエントの気持ちを整理したり、今後の生活について考えたりする機会をもつことが大切です。
×(適切):今は自信があっても、カウンセラーと会って話す機会がなくなることに対して不安な気持ちにもなり得るということをクライエントに伝えておくことは適切です。
×(適切):クライエントが今後どのように自分の気持ちに対処していくか、自分で対処しきれないときにどのように助けを求めると良いかなどを話し合うことは適切です。
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03
正解は2です。
1.→〇
これまでの面接の振り返りを行うことで、これまでのクライエントの変化やこれからの生活で活かせること等を確認できます。
2.→✖
Aに自信があっても、その場だけの可能性もあります。
面接の終わりを告げてから、しばらくはカウンセリングを通して終結によって生じる気持ちを取り扱っていきましょう。
3.→〇
終結によって、さまざまな感情が生じる可能性があります。
ですので、そういった感情を予測したり、残りの面接でどう扱っていくか考える必要があります。
4.→〇
上述の通り、さまざまな感情の一つとして不安が生じる可能性もあります。
残りの面接でどう扱うか何ができるか考えましょう。
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