給水装置工事主任技術者 過去問
平成30年度(2018年)
問47 (給水装置の概要 問47)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 平成30年度(2018年) 問47(給水装置の概要 問47) (訂正依頼・報告はこちら)

給水管に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか
  • 硬質塩化ビニルライニング鋼管は、機械的強度が大きく、耐食性に優れている。屋内及び埋設用に対応できる管には外面仕様の異なるものがあるので、管の選定に当たっては、環境条件を十分考慮する必要がある。
  • 銅管は、引張強さが比較的大きいが、耐食性が劣る。
  • ポリプテン管は、有機溶剤、ガソリン、灯油等に接すると、管に浸透し、管の軟化・劣化や水質事故を起こすことがあるので、これらの物質と接触させてはならない。
  • 硬質ポリ塩化ビニル管は、難燃性であるが、熱及び衝撃には比較的弱い。

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この過去問の解説 (2件)

01

【解答:2】

選択肢1、3、4:適当。記述のとおりです。

選択肢2:不適当。
銅管は加工性、伝熱性、施工性、耐食性などが優れています。

腐食に関しては、銅管は孔食という、金属の局部腐食(小さな穴→ピンホールと言われています)が起きる事と、銅の青色の錆が水に付く緑青(ろくしょう)という現象(現在は無害が証明されています)が確認されています。

したがって、答えは【2】になります。

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02

不適当なものを選択する問題です。

選択肢1. 硬質塩化ビニルライニング鋼管は、機械的強度が大きく、耐食性に優れている。屋内及び埋設用に対応できる管には外面仕様の異なるものがあるので、管の選定に当たっては、環境条件を十分考慮する必要がある。

適当です。

 

硬質塩化ビニルライニング鋼管は、強度があり、外面仕様が異なるので、設置環境に応じた選定が必要です。

選択肢2. 銅管は、引張強さが比較的大きいが、耐食性が劣る。

不適当です。

 

銅管は引張強さが比較的大きく、耐食性も優れています。

そのほか、加工性・施工性・熱伝導性においても優れています。
しかし、特定の条件下では腐食が起こる可能性があり「孔食、すきま腐食、流れ腐食」は腐食に関する頻出キーワードのため併せて覚えておきましょう。

選択肢3. ポリプテン管は、有機溶剤、ガソリン、灯油等に接すると、管に浸透し、管の軟化・劣化や水質事故を起こすことがあるので、これらの物質と接触させてはならない。

適当です。

 

ポリプテン管は、有機溶剤等との接触による劣化の恐れがあるため取り扱いには注意が必要です。

選択肢4. 硬質ポリ塩化ビニル管は、難燃性であるが、熱及び衝撃には比較的弱い。

適当です。

 

硬質ポリ塩化ビニル管は、難燃性だが、熱と衝撃にはやや弱い性質を持っています。

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