大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問2 (現代社会(第1問) 問2)
問題文
マツキさんは、買物中、現地通貨で表示されていた商品価格が円換算でいくらになるかを考えた。外国為替市場の仕組みに関する記述として最も適当なものを、次の回答選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問2(現代社会(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
マツキさんは、買物中、現地通貨で表示されていた商品価格が円換算でいくらになるかを考えた。外国為替市場の仕組みに関する記述として最も適当なものを、次の回答選択肢のうちから一つ選べ。
- 1ドル=120円と1ドル=130円とでは、1ドル=130円の方が円高・ドル安の状態にある。
- 外国為替市場における需要と供給によって為替レートが決まる制度のことを、金・ドル本位制という。
- 為替レートの急激な円高に対応するために、日本政府が「ドル売り・円買い介入」の判断を下す場合がある。
- 外国為替は、貿易や資本取引などによって生じる国際間の支払と受取を、金融機関等を仲立とした為替手形等による決済で行う方法である。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題では、以下のキーワードを理解する必要があります。
円高・ドル安とは、ドルに対して、円の価値が高くなることを指します。
円安・ドル高とは、ドルに対して、円の価値が低くなることを指します。
ドル売り・円買いとは、急激に円の価値が低くなっている円安に対して、外国為替市場で、円を買ってドルを売ることを指します。
ドル買い・円売りとは、急激に円の価値が高くなっている円高に対して、外国為替市場で、円を売ってドルを買うことを指します。
金・ドル本位制とは、ブレトンウッズ体制で各国とドルの交換比率を固定化し、ドルだけが金とこの交換比率を固定するとする固定相場制になります。
変動相場制とは、外国通貨との交換比率を固定する固定相場制とは異なり、外国為替市場での需要と供給により自由に変動させる制度になります。
不適切
円高・ドル安とは、ドルに対して、円の価値が高くなることを指します。
円安・ドル高とは、ドルに対して、円の価値が低くなることを指します。
1ドル=120円に対する1ドル=130円は、ドルに対する円の価値が低くなっています。
例)アメリカで1ドル=120円のグミが売っていたとします。ただし、1ドル=130円になった場合、
今まで円換算して120円で買うことができていたグミに対して、130円を支払わなければなりません。
これはつまり、ドルに対して円の価値が低くなっていることを指します。
不適切
金・ドル本位制とは、ブレトンウッズ体制で各国とドルの交換比率を固定化し、ドルだけが金とこの交換比率を固定するとする固定相場制になります。
変動相場制とは、外国通貨との交換比率を固定する固定相場制とは異なり、外国為替市場での需要と供給により自由に変動させる制度になります。
不適切
ドル売り・円買いとは、急激に円の価値が低くなっている円安に対して、外国為替市場で、円を買ってドルを売ることを指します。
ドル買い・円売りとは、急激に円の価値が高くなっている円高に対して、外国為替市場で、円を売ってドルを買うことを指します。
適切
外国為替とは、国際間の支払いと受け取りを、現金ではなく、金融機関等を仲立とした為替手形等による決済で行う方法になります。
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