大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問53 (日本史B(第4問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問53(日本史B(第4問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

高校生のメイさんは、江戸時代における戦乱や災害の問題に関心を持ち、疑問点を書き出したメモを作成し、自分で調べて考えてみることにした。次のメモを参照して、後の問いに答えよ。

メモ
疑問1  戦乱が人々にどのような影響を与えたか。
疑問2  火災が人々にどのような影響を与えたか。
疑問3  火山の噴火が人々にどのような影響を与えたか。
疑問4  地震が人々にどのような影響を与えたか。
疑問5  人々はどのように困難や危機を乗り越えようとしたか。

メイさんは疑問4について調べ、1854年に発生した東海地震の後に、ロシアの軍艦ディアナ号が沈没すると、日本人船大工らも加わり新しく船が建造されたことを知った。このことに関連して、江戸時代の日本人と外国人との関係について述べた文として誤っているものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • 江戸幕府が宣教師やキリシタンたちを処刑する事件が長崎で起きた。
  • 薩摩藩の浪士がイギリス公使を殺害する事件が起きた。
  • ロシア使節ラクスマン(ラックスマン)が、根室に来航し、漂流民を送り届けた。
  • ドイツ人医師シーボルトが、鳴滝塾を開き、診療や医学の教育を行った。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、江戸時代の日本人と外国人の関係史を正しく理解しているかを問う問題です。

選択肢1. 江戸幕府が宣教師やキリシタンたちを処刑する事件が長崎で起きた。

宣教師やキリシタンたちに対する弾圧は、江戸初期から行われていたため正しいです。

選択肢2. 薩摩藩の浪士がイギリス公使を殺害する事件が起きた。

薩摩藩の浪士が殺傷したのはイギリス人ですが、公使ではなかったため誤りです。

選択肢3. ロシア使節ラクスマン(ラックスマン)が、根室に来航し、漂流民を送り届けた。

ラクスマンは漂流民を日本に送り届けたため正しいです。

選択肢4. ドイツ人医師シーボルトが、鳴滝塾を開き、診療や医学の教育を行った。

シーボルトは鳴滝塾を開き、医学教育を行ったため正しいです。

まとめ

薩摩藩が関与したのは、生麦事件(1862年)であり、イギリス公使ではなく一般のイギリス人に対する殺傷事件でした。イギリス公使殺害は、主に別の事件(例えば尊王攘夷運動関連)に関係します。

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