保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問94 (保育の心理学 問14)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問94(保育の心理学 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、子育てを取り巻く社会的状況に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  晩婚化や晩産化などを背景に、育児期にある者が親の介護も同時に引き受けることがある。これを育児と介護のダブルケアという。
B  「令和3年社会生活基本調査」によれば、子どもがいる世帯のうち6歳未満の子どもがいる世帯において、妻の家事時間は増加傾向、育児時間は減少傾向で推移している。
C  虐待を生じさせるリスク要因には、保護者側の要因や養育環境の要因が挙げられるが、子ども側の要因は含まれない。
D  「令和4年版男女共同参画白書」によれば、2020(令和2)年には婚姻の約4件に1件が再婚となっている。
  • A:○  B:○  C:○  D:○
  • A:○  B:○  C:○  D:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○
  • A:×  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:×  C:×  D:×

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この過去問の解説 (2件)

01

A 適切です。

晩婚化とは、結婚する年齢が高くなっていること、それに伴い、こどもを生む年齢も高くなる晩産化が起こります。

そして、育児期と介護が重なるダブルケアが起こるのです。

 

B 不適切です。

妻の家事時間は6分の減少、育児時間は9分の増加となっています。

 

C 不適切です。

子どもが言うことを聴かない、学校に行かないなど、子どもに対するストレスから発生する場合もあります。

しかし、虐待は決して、してはなりません。

 

D 適切です。

再婚をする人が増えているということが調査結果からわかります。

選択肢3. A:○  B:×  C:×  D:○

正しい組み合わせです。

参考になった数49

02

A・・・適切です。

育児と介護を同時に引き受けることを「育児と介護のダブルケア」と言います。

 

B・・・不適切です。

「令和3年社会生活基本調査」の結果では、妻の家事時間は6分の減少、育児時間は9分の増加となっています。

 

C・・・不適切です。

子どもの障害などといった要因も含まれます。

 

D・・・適切です。

「令和4年版男女共同参画白書」によれば、2020(令和2)年には婚姻の約4件に1件が再婚と多くなっています。

選択肢3. A:○  B:×  C:×  D:○

適切です。

まとめ

解答のための思考回路

 

①Aはダブルでケアしていることを考えれば正答であるとわかります。

 

②B調査結果はわかりづらいため保留とします。

 

③C虐待を子どもの原因にするという正当化にも思えるが、要因として

子どもの障害や育児のしづらさも挙げられるため、誤りです。

 

④調査結果なので保留にしたいところですが、近年の離婚頻度の多さを考えれば婚姻の約4件に1件が再婚というのも納得できるため、正答に近いと考えます。

 

よってA、Dが正答です。

参考になった数22