2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年1月
問40 (学科 問40)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年1月 問40(学科 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

決算書の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  • 貸借対照表において、純資産の部の合計額がマイナスになることはない。
  • 貸借対照表において、資産の部の合計額は、負債の部および純資産の部の合計額と一致する。
  • 損益計算書において、営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。
  • 損益計算書において、経常利益の額は、営業利益の額に営業外損益の額を加減した額である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

タックスプランニング分野、決算書に関する問題になります。

決算書とは、会社の事業年度ごとの経営状況や財務状況などをまとめた書類のことです。具体的には、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュフロー表があります。特に貸借対照表と損益計算書は重要です。

・貸借対照表→決算日における企業の資産や負債といった財務状況を示す書類

・損益計算書→一定期間中の費用や利益等といった経営成績を示す書類

選択肢1. 貸借対照表において、純資産の部の合計額がマイナスになることはない。

不適切

純資産とは、具体的には資本金や剰余金などをいいます。貸借対照表では、資産-負債=純資産となります。資産より負債が多い状態(債務超過)になると、純資産はマイナスになることもあります。

選択肢2. 貸借対照表において、資産の部の合計額は、負債の部および純資産の部の合計額と一致する。

適切

貸借対照表では、左の資産と、右の負債+純資産が同額になります。式で表すと、「資産=負債+純資産」となります。

選択肢3. 損益計算書において、営業利益の額は、売上総利益の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。

適切

損益計算書における営業利益とは、営業活動における利益を指します。売上高から売上原価を引いた売上総利益から、販売費および一般管理費を引きます。式で表すと、「営業利益=売上総利益-販売費および一般管理費」となります。

選択肢4. 損益計算書において、経常利益の額は、営業利益の額に営業外損益の額を加減した額である。

適切

損益計算書における経常利益とは、企業の本業および本業以外の通常活動により得られた利益を指します。営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引きます。式で表すと、「経常利益=営業利益+営業外収益―営業外費用」となります。

まとめ

決算書の理解は、「ライフプランニングと資金計画」分野における中小法人の資金繰りや財務分析にも関係してきます。特に貸借対照表や損益計算書に対する知識は法人税や経営分析にも応用できます。

参考になった数0