2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年1月
問18 (学科 問18)
問題文
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問題
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年1月 問18(学科 問18) (訂正依頼・報告はこちら)
- 被保険者が被保険自動車を運転中に、誤って被保険者の父の所有する自宅の車庫に衝突して損壊させた場合、対物賠償保険の補償の対象となる。
- 被保険者が被保険自動車を運転中に、ハンドル操作を誤って同乗していた被保険者の配偶者がケガをした場合、対人賠償保険の補償の対象となる。
- 被保険者が被保険自動車を運転中に、交通事故を起こしてケガをした場合、その損害額のうち、被保険者の過失割合に相当する部分についても、人身傷害保険の補償の対象となる。
- 地震を原因とする津波により被保険自動車に損害が生じた場合、一般条件の車両保険の補償の対象となる。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は「自動車保険の基本商品性(補償範囲)」に関する問題です。
対人賠償・対物賠償・人身傷害保険・車両保険といった、それぞれの保険の補償内容について、制度を正確に理解しているかを問う問題です。
不適切
対物賠償保険は他人の財物に損害を与えた場合に支払われますが、父親の所有する建物は親族所有物とみなされ、一般的な自動車保険では補償対象外になります。
不適切
対人賠償保険は他人にケガを負わせた場合に適用されますが、契約者本人やその配偶者などは「他人」とみなされないため、対人賠償の補償対象外となります。
適切(正解)
人身傷害保険は、自己の過失分も含めて契約金額の範囲内で実損害を補償します。
つまり、被保険者に過失があっても、自分の過失割合分を減額されることなく補償されるのが大きな特徴です。
不適切
地震・噴火・津波による損害は、一般条件の車両保険では免責(補償対象外)とされています。
地震による津波で自動車が被害を受けても、特別な特約をつけない限り車両保険ではカバーされません。
この問題は、自動車保険における各基本補償の正確な理解を問うものでした。
自動車保険はそれぞれの補償範囲を混同しないことがとても大切です。
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02
リスク管理分野の自動車保険に関する問題になります。
自動車保険とは、自動車事故に備える保険です。種類としては、自賠責保険(強制加入)と自動車保険(任意加入)の二つがあります。
不適切
任意自動車保険の対物賠償保険とは、他人の財物に損害を与えた場合の賠償を補償する保険です。本選択肢では、「父の所有する」とありますので、他人のものにならず、対象外となります。
不適切
対人賠償保険とは、他人を死亡させたり傷つけたりした場合、その損害賠償を補償する保険です。「被保険者の配偶者」は他人に該当せず、補償の対象にはなりません。
適切
人身傷害保険は、被保険者や同乗者が自動車事故により死傷した場合に保険金が支払われます。その補償範囲は、自分の過失割合にかかわらず、損害金の全額(限度額まで)となります。
不適切
車両保険とは、自分の車が盗難や火災、当て逃げ等による損害を補償する保険になります。基本、地震や噴火、津波による損害は対象外です。ただし、特約を付帯した場合は、限度額まで補償されます。
自動車保険に関しては、保険の種類と補償内容は押さえておきましょう。保険の対象者と対象物、どんな時に補償されるかは、比較して整理しておくと覚えやすいです。
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